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テイラーラボの掲示板

>>2469

グーグルが独自の市場を持つわけではないが、企業向けクラウドサービスの市場は依然として十分大きく、たとえライバルが同様に売り上げを伸ばしても、グーグルが力強く成長するだけの余地はあるはずだ。ゴールドマン・サックスが最近行った最高情報責任者(CIO)を対象にした調査で、グーグルの市場けん引力は「過去6カ月間に大幅に向上した」ことが分かった。同社はその潜在力をもっとオープンにすべきだ。
アマゾン・ドット・コムが2015年初めに同社のクラウド部門の業績を公表し始めたとき、同社がオープンな姿勢だったのは間違いない。AWSの年間売上高は50億ドル強と、当時のアマゾンの年間総売上高に対して5%をわずかに上回る程度で、これはアルファベットの業績に対する現在のグーグル・クラウドの貢献度と変わらない。アマゾンの情報開示は同社がその後時価総額を5倍に高めたことに少なからず寄与した。

 ただ重要な違いがある。当時、売上高の大半を利益率の低い小売業で稼いでいたアマゾンとは違い、グーグルには高い利益率を誇る主力事業がある。しかし検索・広告ビジネスは、成長鈍化は言うに及ばず、規制当局の厳しい監視の目にも直面している。有望なクラウド事業に光を当てることは、さらなる株価の押し上げに効果がありそうだ。