ここから本文です
テイラーラボ
投稿一覧に戻る

テイラーラボの掲示板

>>1231

ヴェリタス

2019年05月12日日経ヴェリタス
・バフェット流は枯れない 揺るがぬ哲学、IT株と向き合う。
企業の本質的な価値よりも割安な株を選び、値上がりを待つ「バリュー株投資」を武器に、
年率20%前後のリターンを生み出してきたウォーレン・バフェット氏。
投資事業のみならず、相次ぐM&A(合併・買収)で傘下に加えた保険、鉄道、エネルギーといった中核事業も成長し、
一代で、世界の時価総額トップ5にも一時入る、巨大コングロマリット(複合企業)を築き上げた。
そんなバフェット氏の手腕に陰りがささやかれている。

・バフェット流は枯れない 揺るがぬ哲学、IT株と向き合う。
最近の米株式市場では「BAFA」に代表される、割高なハイテク株が成長期待で買われ続け、バリュー株投資は運用成績で劣る状況が続く。
この10年間で、バークシャー株の上昇率はナスダック総合指数を下回る。
「事業内容が理解できないものには投資をしない」として、長らくIT(情報技術)企業への投資に距離起きてきたバフェット氏。
現在時価ベースで最大の投資先となった米アップル株への投資を始めたのは、3年前の2016年。
今回米アマゾン・ドット・コムも初投資。「高値つかみでは」との批判も。
バークシャー内部では、88歳のバフェット氏が第一線を知り増いた後の、経営のかじ取りや投資先選定を担う後継者選びも本格化。

・バフェット流は枯れない 揺るがぬ哲学、IT株と向き合う。
一方で、バフェット流の投資術は今なお健在。
4月末、米石油会社オキシデンタル・ペトロリアムへの100億ドルの出資表明。
米シェブロンとの争奪戦が激化していたが、バフェット氏の加勢でオキシデンタル優位と判断。9日にシェブロンが買収計画撤回。
買収が実現すればバフェット氏が得る利益も大きい。

・バフェット流は枯れない 揺るがぬ哲学、IT株と向き合う。
歴史を振り返れば、バークシャーは08年のリーマン・ショック後に
経営が揺れた米ゴールドマン・サックスや米ゼネラル・エレクトリック(GE)の優先株引き受け、市場の動揺抑えてきた。
資本市場における「最後の買い手」としての存在感はいまだに大きい。