ここから本文です
テイラーラボ
投稿一覧に戻る

テイラーラボの掲示板

>>1231

ヴェリタス

2019年02月24日日経ヴェリタス

・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
トランプ米大統領22日、「あまり遠くない将来に行う予定だ」と中国習近平国家主席との首脳会談について自信たっぷりに。
会談については3月に南部フロリダ州にある自身の別荘で開かれる可能性もあるとの指摘も。

・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
米中は交渉期限を延長し、米国は追加関税の発動見送る。
その後、トランプ氏と習主席が首脳会談に臨み、
これまで隔たりが大きかった知的財産や技術移転の問題についても一定の合意が成立する。
これまでのところ、市場の描くメーンシナリオにそって事態は進んでいるように見える。
2020年の大統領選にらんで株価を支えたいトランプ氏と、景気の急減速を避けたい習氏。
思惑が一致する両社のディール(取引)成立を織り込み、日米で株高が進む。
ダウ工業株30種平均は昨年11月以来、3カ月半ぶりに2万6000ドル台回復。
日経平均株価は一時、約2カ月ぶりの高値を付ける。

・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘氏は
「問題の本質は経済・貿易ではなく、安全保障。衝突は短期間では収束しない」と指摘。
貿易戦争は覇権をめぐる両国の長い対立の本の始まりに過ぎないとの見方。
足元の株高も協議決裂で米中が報復関税かけ合い、
世界景気が大きく下振れする最悪の事態が回避されるとの期待によるもの。
過度な悲観を修正する過程であり、上値を追う力強さはない。
むしろ今後は政治リスクが上値を抑える重苦しい展開が続く可能性が高い。

・「休戦=買い」は本物か 点検・米中衝突 期待先行に危うさ
米中対立の根が深い。その象徴が製造業の高度化目指す国家戦略「中国製造2025」。
米国は関連産業への補助金など政府支援の中止を要求する。
背景にあるのは、人工知能(AI)やロボット、宇宙開発といった分野で急速に力をつけ、
米国の覇権を脅かしつつある中国への警戒感。