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20歳株式投資初心者に物申す会の掲示板

投資家・テスタさんの「2021年に株で稼いだ利益」と「2022年の投資戦略」を紹介! 投資で勝ち続けるには「自分で考えて、環境の変化に対応すること」が大切!
12/26(日) 21:21配信

 凄腕投資家・テスタさんの「2022年の投資戦略」とは?  2021年に11億円を稼ぎ、これまで株で稼いだ利益が52億円を突破した個人投資家・テスタさんを直撃! 

●テスタさんは「未来の予測をせず、環境変化に対応すること」を重視! 
2021年は「海運株」の大幅上昇の波に乗ることに成功
 ――2021年の相場を振り返って、成績はどうでしたか? 

テスタさん トータルでは、2021年11月末までで約11億円のプラスです。私はトレードで勝ち続けるためには、環境の変化に対応することが大事だと考えています。

 2021年はコロナという大テーマに変化はありませんでしたが、コロナでもアフターコロナを考えたり、日銀の買いが入らなくなった「変化」は意識したりしました。特に、日経平均株価が3万円を超えると日銀は買い支えないので、そうなると相場が弱くなることは意識しましたね。

 自分自身の環境の変化では、資金量が大きくなったことで、流動性の低い銘柄を避けざるを得なくなりました。投資対象も時価総額の大きな銘柄へシフトしています。

 そういう意味では、2021年は日本郵船(9101)や商船三井(9104)など大型の海運株の大幅上昇に乗ったことがプラスに大きく貢献しています。海運株だけでピーク時は含み益が20億円に達したほどでした。

 でも、11月は下げがきつく、買いから入る投資スタイルなので、負けるトレードが多くなってしまいました。

 ――2022年の株価はどのような展開になると予測しますか? 

テスタさん 2021年11月に、オミクロン株のニュースで世界的に株価が下がりました。これは誰も予測できませんでした。このように予測不能な未来を予測することはしないようにしています。ですから「来年の日経平均株価はいくらか」みたいな予測もしません。当然、他人の予測も参考にしません。2年前を振り返っても「来年はパンデミックが起きる」と的中させた専門家はゼロですから。

 でも、個別株については、しっかりと先のことを考えます。会社の業績を見て、さらに伸びそうか否かを分析し、「コロナ禍が再燃」みたいなニュースが出たら、その都度、次のプランを考えています。

 ――景気の予測は立てますか? 

テスタさん 株価と同様に、景気も予測しません。実際、コロナ禍で景気がどん底だったのに、株価は大幅上昇しましたよね。「景気が悪くなるから株は買わない」と決めていた人は、悔やんでいるのではないでしょうか。

 ――テスタさんが2022年に注目するテーマがありましたら、教えてください。

テスタさん 配当狙いなどで保有し続けている銘柄はありますが、「このテーマはいつか噴く」といった思惑では保有していません。例えば「電気自動車」は市場拡大が確実ですが、それは皆が知っていることなので、関連企業の株価はすでに織り込み済みで上昇しており、この先のチャンスは乏しいです。逆に「電気自動車の将来性が頓挫したら、動く株は? 」と考えたほうが、チャンスはあるでしょう。

 ――最後に、投資の初心者に向けてアドバイスをお願いします。

テスタさん自分で考えることを大事にしてください。その際も、例えばオミクロン株のニュースが出たとき「アフターコロナで有望な銘柄が、さらに下がったから買ってみるか」などと、その都度その都度考えることがポイントです。

 自分で考えて実践することを繰り返すうちに、投資のワザの引き出しも増え、いろいろな相場に対応できるようになりますし、何よりも株式市場に居続けられます。それが資産を増やすことにつながるはずです。

ザイ編集部