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くるみぱん2
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くるみぱん2の掲示板

>>435

崎谷氏

『遺伝子操作がフェイクサイエンスである理由』

フロリダにおいて、遺伝子操作した蚊(GE mosquitoes, GMO Mosquitoes)1万四千匹が自然界に放たれたようです(『Florida Keys Mosquito Control District and Oxitec Announce Site Participation for Florida Keys Pilot Project to Combat Disease Transmitting Mosquito』Oxitec, 23 APRIL 2021)。

このGEモスキートは人の吸血をしないオスで、メスとの間にもうけた子供は幼虫の段階で死滅するように遺伝子操作をしているとしています。

これで自然界の蚊を撲滅することができる・・・・・

本当でしょうか?

この悪魔の所業(バイオ会社の単なる金儲け)をリアルサイエンスでみていきましょう。

遺伝子というものは、単なる設計図であり、それ自体にあまり意味はありません。

遺伝子のスイッチは環境によって左右されるので、どのように遺伝子が発現して、蚊が変化していくのかは誰にも分かりません(iPS細胞などの幹細胞と同じです(^_−)−☆)。

野に放たれたGEモスキートは、吸血するタイプに変化する可能性が十分あります。

もちろん、メスとの間に生まれた子供が死滅しない可能性もあります。

そして、拙著『ウイルスは存在しない』で詳述した「遺伝子の水平移動(horizontal transfer, transgenesis)」という現象が生命体には認められています。

野生の蚊とGEモスキートの間で、遺伝子が水平移動すれば、予想もつかないハイブリッドの蚊が誕生します(Transgenic Aedes aegypti mosquitoes transfer genes into a natural population, Sci Rep. 2019: 1–6)。