ここから本文です
投稿一覧に戻る

ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

>>26957

⬆AIは倒せない
>専門家らが声明
2019/12/10 15:27
ニュース
【機械学習の公平性について専門家らが声明を発表】
進藤 智則=日経 xTECH/日経Robotics
 機械学習技術の研究者コミュニティが、機械学習の利用による公平性の問題について2019年12月10日、声明を発表した。「(1)機械学習は道具にすぎず人間の意志決定を補助するものであること」「(2)(研究者コミュニティは)公平性に寄与できる機械学習を研究し、社会に貢献できるよう取り組んでいること」を声明で強調した。
 声明を発表したのは、人工知能学会 倫理委員会、日本ソフトウェア科学会 機械学習工学研究会(MLSE)、電子情報通信学会 情報論的学習理論と機械学習研究会である。
 (1)については、機械学習はあくまで学習データという過去の事例に基づいて予測を行うため、学習データに偏り(バイアス)があれば、予測結果も偏りのある内容となる。予測が公平性を欠かないようにするには人間が注意深く介在する必要があると、声明では述べている。
 (2)については、この問題に関する機械学習の研究者コミュニティでの取り組みについて声明では言及している。「IEEE Ethically Aligned Design」や「人工知能学会 倫理指針」、内閣府による「人間中心のAI社会原則」などである(関連記事01、02)。
 「何が公平か」についてはもはや技術や工学だけの問題ではなく、技術の使い手や社会全体を含めて議論する必要がある。このため、研究者コミュニティは機械学習の公平性の問題を広く一般に伝えるため、2020年1月9日にシンポジウムを開催する予定という。

  • >>26999

    >AIの貢献!
    2019年12月18日
    理化学研究所
    日本医科大学
    日本医療研究開発機構
    【がんの未知なる特徴をAIが発見】
    -がんの画像から、再発に関わる新たな知識を自力で獲得-
    理化学研究所(理研)革新知能統合研究センター病理情報学チームの山本陽一朗チームリーダー、日本医科大学泌尿器科の木村剛准教授らの共同研究グループは、医師の診断情報が付いていない病理画像から、がんに関わる知識をAIが自力で獲得する技術を開発し、がんの再発の診断精度を上げる新たな特徴を見つけることに成功しました。
    本研究成果は、手術後の高精度ながんの再発予測法として、個々に合った治療選択に生かせるとともに、画像から新たな知識を獲得するための自動解析手法として役立ちます。さらに、ブラックボックスといわれているAIの解析根拠をひも解く一歩として、医療において安心して使用できるAIの実現に貢献すると期待できます。 
    今回、共同研究グループは、1枚あたり100億画素以上の前立腺病理画像から、AIが画像上のがんの特徴を、人に教わることなく自動で取得し、それを人間が理解できる情報として出力する技術の開発に成功しました。AIが見つけた要素には、今日までに世界中で使われているがんの診断基準のほか、専門家も気づいていなかったがん領域以外の部位の特徴が含まれていました。これらの要素の再発予測性能を確かめるために、三つの大学病院の15,000枚以上の病理画像(AI学習用の分割画像にすると約960億枚に相当)で検証したところ、現在の診断基準よりも高い精度で再発予測ができました。加えて、病理医の診断と合わせて使うことで、予測精度をさらに上げることができました。
    https://youtu.be/ffSbhllAMFQ
    本研究は、英国のオンライン科学雑誌『Nature Communications』(12月18日付)に掲載されます。