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ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

>>21962

⬆強国志向に変化はあり得ない
【挙国一致で中国と対決、何が米国を本気にさせたのか?】
これ以上中国を放置できない、米国の専門家が語る米中関係の展望
2019.4.20(土) 古森 義久
(前略)
これまでの大統領とは大違いのトランプ
──現在、米中両国の対立で最も分かりやすいのは貿易面での衝突ですね。米中関税戦争とも呼ばれます。
サター これまでの関税交渉では、米側が中国に圧力をかけ守勢に追い込みました。中国側はトランプ政権の勢いに押され、状況の悪化を恐れて、圧力に屈したという感じです。問題は、中国が米国の要求にどこまで応じ、米側からの圧力をどこまで減らすことができるか、でしょう。中国側がかなり妥協して、関税問題では一時的な休戦あるいは緊張緩和になるかもしれません。
 ただし経済問題では、トランプ政権内部にいくらかの姿勢の違いがあります。ロバート・ライトハイザー通商代表のように中国に対してきわめて強硬な人たちと、スティーブ・ムニューシン財務長官のようなやや協調的な人たちが混在しているのです。ではトランプ大統領がどんな立場なのかというと、この判定が難しい。
 関税問題では米側がある程度の妥協を示すこともあるでしょう。ただし、基本的な問題は厳然と残っています。関税問題の基盤にある米中間の底流は非常に対立的であり、険悪です。
 当面の関税交渉では、米国の中国に対する懲罰的な関税を中止するのかが焦点となりますが、この点に関してトランプ大統領はこれまでの歴代大統領とはまったく異なります。中国に対して譲歩や妥協をしないのです。トランプ氏にとって「譲歩」というのは、懲罰の量を減らすだけということになります。
──中国はトランプ大統領に対して戸惑っているということですか。
サター そうです。トランプ大統領はオバマ氏ら前任の大統領たちと違い中国に対して譲歩をしません。米側が欲することを中国側に圧力をかけて実行させるという点では、トランプ大統領は今のところ大きな効果をあげています。しかし、習近平主席は米側が求める総合的な構造変革をすることはないでしょう。ライトハイザー通商代表が要求しているような経済の体系的な変革はないだろう、ということです。
(以下略)
⬇米国のロバート・ライトハイザー通商代表部代表(左)、中国の劉鶴副首相(中央)、スティーブン・ムニューシン財務長官(右)

ZMPとZMP関連銘柄を語る ⬆強国志向に変化はあり得ない 【挙国一致で中国と対決、何が米国を本気にさせたのか?】 これ以上中国を放置できない、米国の専門家が語る米中関係の展望 2019.4.20(土) 古森 義久 (前略) これまでの大統領とは大違いのトランプ ──現在、米中両国の対立で最も分かりやすいのは貿易面での衝突ですね。米中関税戦争とも呼ばれます。 サター これまでの関税交渉では、米側が中国に圧力をかけ守勢に追い込みました。中国側はトランプ政権の勢いに押され、状況の悪化を恐れて、圧力に屈したという感じです。問題は、中国が米国の要求にどこまで応じ、米側からの圧力をどこまで減らすことができるか、でしょう。中国側がかなり妥協して、関税問題では一時的な休戦あるいは緊張緩和になるかもしれません。  ただし経済問題では、トランプ政権内部にいくらかの姿勢の違いがあります。ロバート・ライトハイザー通商代表のように中国に対してきわめて強硬な人たちと、スティーブ・ムニューシン財務長官のようなやや協調的な人たちが混在しているのです。ではトランプ大統領がどんな立場なのかというと、この判定が難しい。  関税問題では米側がある程度の妥協を示すこともあるでしょう。ただし、基本的な問題は厳然と残っています。関税問題の基盤にある米中間の底流は非常に対立的であり、険悪です。  当面の関税交渉では、米国の中国に対する懲罰的な関税を中止するのかが焦点となりますが、この点に関してトランプ大統領はこれまでの歴代大統領とはまったく異なります。中国に対して譲歩や妥協をしないのです。トランプ氏にとって「譲歩」というのは、懲罰の量を減らすだけということになります。 ──中国はトランプ大統領に対して戸惑っているということですか。 サター そうです。トランプ大統領はオバマ氏ら前任の大統領たちと違い中国に対して譲歩をしません。米側が欲することを中国側に圧力をかけて実行させるという点では、トランプ大統領は今のところ大きな効果をあげています。しかし、習近平主席は米側が求める総合的な構造変革をすることはないでしょう。ライトハイザー通商代表が要求しているような経済の体系的な変革はないだろう、ということです。 (以下略) ⬇米国のロバート・ライトハイザー通商代表部代表(左)、中国の劉鶴副首相(中央)、スティーブン・ムニューシン財務長官(右)

  • >>22589

    >交渉を加速させる思惑も・・・
    【米、対中関税を引き上げか 22兆円分、10%から25% 摩擦激化、世界経済に影響】
    2019/5/6 01:48
     トランプ米大統領は5日、米中貿易摩擦に関し、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆2000億円)分に課している追加関税率を10%から25%へ10日に引き上げる方針をツイッターで示唆した。引き上げれば、中国の報復措置が想定され、追加関税の応酬となる「貿易戦争」が激化し、世界経済への悪影響が懸念される。
     トランプ氏は、中国との貿易協議は続いているが、進展が「遅すぎる」と不満を示した。関税引き上げの姿勢を示すことで、交渉を加速させる思惑もありそうだ。
     米中両政府は8日からワシントンで閣僚級貿易協議を開催する。決裂を回避し、対立関係を改善させられるかが焦点となる。
     米政権は中国の知的財産権侵害を理由に計2500億ドル分に追加関税を課している。追加関税率は500億ドル分が25%で、残り2000億ドル分は10%としている。(ワシントン 共同)