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テスラ「今年は新型車を発売しない」 2代目ロードスターはまた延期 ロボットが最重要?
1/28(金) 6:25配信
AUTOCAR JAPAN

生産能力拡大にリソース投入

テスラは、サプライチェーンの混乱を克服し、世界的な生産能力の拡大に注力するため、少なくとも2023年まで新型車を発売する予定はないという。

つまり、これまで発売が何度も延期されているスポーツカー「ロードスター」と、先鋭的なピックアップトラック「サイバートラック」は、以前から示唆されていたように今年中の生産を見送ったということだ。

テスラは2021年の決算発表で、モデル3およびモデルYの需要急増に伴い、販売台数がほぼ倍増したと報告。その中でイーロン・マスクCEOは、「もし新車を導入するとしたら、総車両生産量は減少するだろう」と述べた。

「今年は新車を投入しない」と明言している。

マスクCEOは、2021年に新車を発売しても「生産台数は増えなかっただろう」とし、新車発売のためにリソースを追加投入しなければならず、他のモデルを生産する能力が制限されると述べた。

ただし、2022年にサイバートラックとロードスターの生産を支援するツールの導入を開始し、「できれば来年には」発売することを目指しているという。

新型ロボット「オプティマス」が最重要

注目すべきは、サイバートラックのオンライン注文ページから発売時期(2022年)に関する記述を削除したことだ。しかし、英国ではまだ顧客から100ポンド(約1万5000円)の全額返金可能な予約金を受け付けており、「生産時期が近づいたら」車両の設定が可能になるとしている。

マスクCEOの発言は、テスラがかねてから約束していた「2万5000ドル(約290万円)以下」の小型EVへの期待にも水を差した。このモデルは、フォルクスワーゲンID.3やルノー・メガーヌEテックなどのCセグメントEVに対抗する自動運転可能なハッチバックとして、2022~2023年に発売すると見られていた。

実際、このモデルの進捗について問われたマスクCEOは、こう答えている。

「当社は現在、2万5000ドルのクルマに取り組んでいるわけではありません。わたし達は十分多すぎる仕事を抱えています」

サプライチェーンの混乱によって生産が制限されたにもかかわらず、記録的な車両出荷台数を達成したテスラ。2022年は、1年を通してカリフォルニア、テキサス、上海、そして(最終的には)ベルリン工場の生産能力増強に注力する予定だ。

マスクCEOはまた、同社の新型ロボット「オプティマス」について、「自動車事業よりも重要なものになる可能性がある」ことから、同社にとって最重要の製品であることは間違いないと述べている。

フェリックス・ペイジ(執筆) 林汰久也(翻訳)