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4587-PEPTIDREAM研究会(中・長期ホルダー専用)短期・売り煽り禁止!!の掲示板

シオノギ製薬
第154回 定時株主総会 招集ご通知
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【トピックス】ペプチド創薬への取り組み
当社グループは、現在、低分子創薬に次ぐ新たなモダリティとして、ペプチド創薬に取り組んでおります。これまでも他社より導入したペプチド医薬品候補を有しておりましたが、今後は自社でのペプチド創薬にも積極的に取り組んでまいります。

① PDPS創薬プラットフォームの活用による創薬効率の向上
当社は前期にペプチドリーム社が開発した創薬開発プラットフォームシステムPDPS(Peptide Discovery Platform System)の使用権利を獲得し、新薬創製の成功確率の改善に取り組んでまいりました。当期はPDPSの利用により、感染症、疼痛・神経、その他の領域で計5つの新規の創薬プログラムを立ち上げ、そのうち2つの創薬プログラムは低分子創薬にも展開いたしました。現在、計12のペプチド創薬プログラムを進めております。

*PDPS:従来の低分子HTS(High Throughput Screening)ではヒット化合物獲得が難しい創薬ターゲットでも、高活性高選択性のペプチド化合物を高確率で取得できる技術

② 特殊ペプチドに特化した医薬品製造受託機関「ぺプチスター」
当社は前期、特殊ペプチド原薬の研究開発、製造、販売をおこなう合弁会社「ペプチスター」を、ペプチドリーム社、積水化学と共に設立いたしました。本合弁会社は、高品質な特殊ペプチド原薬の低コストでの安定供給を目指す、世界初の特殊ペプチドに特化した医薬品製造受託機関です。現在、来期の工場稼働に向け準備を進めております。

③ PDCの活用による中枢神経領域の強化
当期の戦略的事業投資の一環として、ペプチドリーム社とPDC(Peptide Drug Conjugate、ペプチド-薬物複合体)の創製に関する共同研究契約を締結いたしました。本技術は薬物の脳移行性を改善するものであり、中枢神経領域の創薬に取り組む当社にとって、新たな強みとすることを目的としております。

**PDC:薬剤と特殊環状ペプチドをリンカーで繋げた複合体であり、特殊環状ペプチドが血液脳関門を通過する特性を活かし、薬剤の脳送達が可能となる。

ttp://www.shionogi.co.jp/ir/pdf/sho190618.pdf
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