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☆loneliness…
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>>385

5. 普遍的なステーブルコイン規格が誕生する。
しかし、カードネットワークによるオンラインコマース独占の状況は、ゆくゆくは、力強い競合に脅かされることになる。

これから数年間、ステーブルコイン業界は失敗、成長、合併の度重なるサイクルを繰り返し、最終的にはいくつかの大手ステーブルコインが残ることになるだろう。

複数の異なるステーブルコインに対処することは、一般市民にとっては混乱を招くものであるため、発行事業者は団結して、相互運用可能なステーブルコイン規格を開発するだろう。発行事業者はそれぞれ、別のステーブルコインを1対1で受け入れ、実質的には単独の共通ステーブルコインへと融合していく。

このような連携が実現すれば、ステーブルコインはDeFiや暗号資産取引所の、閉ループ投機の世界を飛び出し、実世界へと進出して、カードネットワークを脅かす。

ビザとマスターカードによる完全支配を打ち破るために、ステーブルコイン同盟は消費者への普及を促す方法を見出さなければならない。最初の大きな勝利は、アマゾンと交渉して、「ステーブルコイン対応」という支払いオプションを追加してもらうことだろう。

アマゾンとしては、クレジットカードよりステーブルコインによる支払いを処理する方が安くつくため、ステーブルコイン同盟は、すべてのステーブルコインでの購入に対して1%の割引を行うよう、アマゾンを説得できるはずだ。

1%のステーブルコイン割引は、カードネットワークを追いやるのに十分だろうか?それは分からない。しかし少なくとも、競争は生まれる。

J.P. コニング(J.P. Koning):カナダの証券会社の元リサーチャー、現在はカナダの大手銀行で金融ライターとして働き、人気ブログ「Moneyness」を運営している。

|翻訳・編集:山口晶子、佐藤茂|画像:Shutterstock|原文:Universal Stablecoins, the End of Cash and CBDCs: 5 Predictions for the Future of Money