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相場メモ雑感の掲示板

 昨日は、欧州時間に入って再びユーロドルが上昇。ドル円はつれるかたちで戻り売りが先行することになりましたね。NY時間に入ってからは米10年債利回りが1.6918%まで低下したほか、12月米PPIや米新規失業保険申請件数が予想よりも弱い結果となると一時114.00円まで売り込まれることになりました。引け後に114.23円まで買い戻されたものの、アジア時間に入ると再び戻り売りに押される展開。仲値付近に持ち込まれた輸出の売りに押されたほか、日経平均が600円近い急落となったことから113.75円まで安値を更新しているといったところです。
 
 市場では「ポジション調整の域を超えて、短期筋の売り仕掛けが見受けられている」模様。目先はようやくロングのポジション調整からショートメイクへと移っているようで、逆に言えば、ようやくショートカバーといった声が聞かれる可能性も出てきたといえます。
 
 直近では、一目均衡表雲上限の113.63円が重要なサポートレベルとして意識されていますが、後場以降、何と量的引き締めまで視野に入っているダウ平均との価格格差が一時8200ポイントを超えるといった、ある意味、整合性のとれない「異常事態」となっている日経平均の動向を注意深く見ていくことになりそうです。