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相場メモ雑感の掲示板

 ドル円は、先週末の米雇用統計後に米長期金利が上昇したにもかかわらず、ポジション調整の動きから戻り売りに押されてNY市場を引けていたわけですが、昨日もアジア時間に115.85円までの買い戻しにとどまると、結局、米雇用統計後の戻り高値である115.93円にさえも、とどくことなく失速。株価の下落につれて115.50円のSLを付ける動きとなりましたね。
 
 4日の急騰時には、昨年の高値であった11月24日の115.52円を上抜けたことがきっかけとなったわけですが、昨日は逆に同じレベルでのSLの売り。市場のポジション調整が一気に進むことになりました。
 
 ただ、アジア市場に入ってからは、3連休後の本邦実需の買いが先行すると一時115.39円まで買い戻されているといったところ。日経平均が一時390円近い下落となったものの、昨日のような株価下落への反応には、その鈍さが目立つ動きとなっています。
 
 これをポジション調整の終わりと判断することも出来ますが、いずれにしても、本日のNY市場の動きを見極めることになりそうです。米株についても、米金融引き締め観測の台頭から一番調整色を深めていたナスダック指数が、2.7%の急落から一転してプラスで引けるなど底打ち感も出て来ているところ。下値は昨日安値の115.05円がサポートレベルとして意識されているほか、3日の年初来安値114.95円がポイントとなっています。