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2160 ‐(株)ジーエヌアイグループの掲示板

追記

F351の2次評価項目にフィブロスキャン実施と記載してあります 振動波で肝臓の硬さを測定するものでこの解説記事でも言及があります

二次観測インデックス:
治療前と比較した治療後のフィブロカンKpa値の低下割合。


解説資料抜粋
最近, 肝の硬度を体外より測定する方法としてエラス トグラフィー(FibroScanR)が開発された.Fi- broScanRは肝組織内へ振動波を発生させ,その 伝播速度をパルスエコーによって測定する装置 である.組織が硬いほど伝播速度は速くなるた め,速度から硬度を推測することができる.こ の方法によりC型慢性肝炎患者におけるF2-4 に対 する診断能はAUROCは 0.79,肝硬変に対しては 0.97 と報告されている.しかしFibroScanRでは F1-F3に比べてF4 での肝硬度は著明に上昇する が,F1-F3 の中での肝硬度の差は必ずしも大きく ないため,中等度の線維化の鑑別には限界があ る.この方法は簡便であり再現性は高いが,肥 満,脂肪肝の影響を受けるため,肥満患者では 測定できない場合がある.肝の硬度測定は血清 マーカーとは全く測定原理が異なるため,これ らを組み合わせることによって診断能があがる 可能性がある.事実,Fibrotestと組み合わせる ことによってF2-F4 に対するAUROCは 0.88 と改 善したことが報告されている4).