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一時開設の掲示板

 昨日は休場明けの米債券市場がポジション調整の動き。10月米CPIがコア指数も含めて市場予想を下回る弱い数字となると米長期金利が大幅な低下に。ドル円は、米10年債利回りが一時0.8766%まで低下するにつれて105.07円まで値を下げました。
 アジア時間に入ってからも戻り売りに押される展開。今週に入ってからというもの、東京市場で売られるリズムが染みついてしまっているかのように朝方から売りが先行。日経平均の下落も売りを後押しすると一時104.86円まで下押ししているところです。目先は10日の安値104.82円が下値の目処として意識されています。
 ところで、昨日はユーロポンドが急伸しましたね。一時0.9004ポンドまで買い上げられたわけですが、ユーロドルは米長期金利の急低下につれて1.1823ドルまで買い戻された一方、ポンドドルはEUとの自由貿易協議がなかなか進展しないなか、ジョンソン英首相を長年サポートしてきたとされる広報責任者のリーケイン氏が辞任。英政権内部の不穏な動きがポンド売りを誘っています。
 アジア時間に入っても英上級顧問のカミングス氏も年末までに退任すると一部で報じられているわけで、貿易協議の動向とともに目が離せなくなってきています。いずれにしても、本日は「13日の金曜日」となっているわけで、海外勢からすれば「漠然とした不安感」がついて回る週末。アジア時間から少し神経質な相場となっていることに違いありません。