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(他社)【重要】
 7月からモルヌピラビル(GSKのラゲブリオ)薬価8.2%下げ。

〈ラゲブリオ、薬価引き下げとなるも有用性に期待
 EUでの承認申請取り下げを含めた低評価の事情と
今後の位置付け〉
- by 渡辺 彰(東北文化学園大)、Medical Tribune ◆会員記事 2024年05月21日
https://tinyurl.com/rzcar6tt
72名の医師が参考になったと回答
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抜粋

 今年3月13日中医協総会、
7月1日から薬価が8.2%引き下げ
(1錠当たり2,357.8円→2,164.9円)。

 入院死亡リスクは低下せず
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余分な費用がかかる、と判断された。

 昨年6月には、EMAが
「臨床現場における有用性が証明されていない」
と不承認勧告、
メルク社は承認申請を取り下げている。

 本稿ではこの間の事情を深掘り

◆ワクチンの普及とウイルスの低病原性化で問われる有効性

「モルヌピラビルに当初と同等の有効性があるのか」という疑問が出るのは当然

◆PANORAMIC試験では全入院/死亡の減少は見られず

◆日本の基準を用いた再解析でも追加的有用性は認められず

◆今後の注目は早期の症状改善とウイルス消失の効果

しかし、モルヌピラビルには有用性が全くないのかというと、そうではない。
PANORAMIC試験の成績を吟味すると、
モルヌピラビルの有用性が見いだせる

最初の回復までの日数(中央値)は
併用群で9日、標準治療群で15日と有意差

7日目時点でウイルスが検出されなくなった割合は
標準治療群よりも併用群で有意に高かった

◆ニルマトレルビル/リトナビル(商品名パキロビッド)も再検証すべき

 より薬価が低い治療薬の実現が願われる。
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