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金狼 ミミ☕️
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今日のお花は、木瓜(ボケ)です♪
バラ科ボケ属の落葉低木。開花期、1月~5月。
香り良い果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」と呼ばれたものが「ぼけ」になったとされています。

早春から梅のような花を咲かせ、盆栽として大変人気があります。
また、花の美しさから庭木に。枝には鋭いトゲがあるので、生垣としても利用されてきました。
日本に自生するクサボケは朱色の一重咲きで、果実は丸形です。
江戸時代に作出され大変人気のある「東洋錦」は1株で赤絞り、白、赤、桃、覆輪といった様々な色の花を咲かせます。

花言葉は、先駆者・妖精の輝き

「木瓜(ぼけ)咲くや漱石拙(せつ)を守るべく」 夏目漱石

夏目漱石が明治30年(1897)、熊本で英語教師をしていた頃に詠んだ俳句。
「拙を守る」とは、目先の利に走らず不器用でも愚直に生きることを意味する。
これが、漱石の目指すひとつの生き方だった。

「木瓜は面白い花である。枝は頑固で、かつて曲った事がない。そんなら真直かと云うと、けっして真直でもない。ただ真直な短かい枝に、真直な短かい枝が、ある角度で衝突して、斜に構えつつ全体が出来上っている。そこへ、紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く。柔らかい葉さえちらちら着ける。評して見ると木瓜は花のうちで、愚かにして悟ったものであろう。世間には拙を守ると云う人がある。この人が来世に生れ変るときっと木瓜になる。余も木瓜になりたい」(夏目漱石『草枕』)

金狼 ミミ☕️ 今日のお花は、木瓜(ボケ)です♪ バラ科ボケ属の落葉低木。開花期、1月~5月。 香り良い果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」と呼ばれたものが「ぼけ」になったとされています。  早春から梅のような花を咲かせ、盆栽として大変人気があります。 また、花の美しさから庭木に。枝には鋭いトゲがあるので、生垣としても利用されてきました。 日本に自生するクサボケは朱色の一重咲きで、果実は丸形です。 江戸時代に作出され大変人気のある「東洋錦」は1株で赤絞り、白、赤、桃、覆輪といった様々な色の花を咲かせます。  花言葉は、先駆者・妖精の輝き  「木瓜(ぼけ)咲くや漱石拙(せつ)を守るべく」 夏目漱石  夏目漱石が明治30年(1897)、熊本で英語教師をしていた頃に詠んだ俳句。 「拙を守る」とは、目先の利に走らず不器用でも愚直に生きることを意味する。 これが、漱石の目指すひとつの生き方だった。  「木瓜は面白い花である。枝は頑固で、かつて曲った事がない。そんなら真直かと云うと、けっして真直でもない。ただ真直な短かい枝に、真直な短かい枝が、ある角度で衝突して、斜に構えつつ全体が出来上っている。そこへ、紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く。柔らかい葉さえちらちら着ける。評して見ると木瓜は花のうちで、愚かにして悟ったものであろう。世間には拙を守ると云う人がある。この人が来世に生れ変るときっと木瓜になる。余も木瓜になりたい」(夏目漱石『草枕』)