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☆せんちめんたる・じゃーにー☆の掲示板

「エージェント契約」

「エージェント契約」と「マネージメント契約」?私にはよく分からないが、日本では、まだまだ給料制だと思っていた。ハリウッドなら有りかと思うが、給料体制が全然違う。かつては島田洋七が揉めていた。洋七の祖母を書いた「がばい婆ちゃんが大ヒット、吉本が一手に取りこもうとしたため、洋七は吉本を離れた。洋七の懐には少ししか実入りがないから。

 吉本は元々芝居小屋から出発している。「エージェント契約」はピンとこない。「友近」は水谷八重子という、架空の人物になりきり、稼いだから「エージェント契約」にしたのか?近藤春菜なんて、ろくに実力もない身の程知らず。

 吉本興業創始者「吉本せい」の自伝を読んでいたら、せいの本心は、貧乏人には「恩を売り、出る杭は打つ」というやり方だった。老婆になってからの、あのタバコを吸う顔、小柄ながら勝ち誇った顔をしている(笑)

 吉本せい夫婦を「南田洋子夫婦」が演じたと読んだ。見てみたいがもうフィルムはないかなぁ。南田洋子が一番、せいの感じに似てる。演技もうまいし。

●横堀川 (1966) 吉本興業の祖、吉本せいの半生がモデル

 この物語のヒロインである多加が昆布商の老舗「浪速屋」の「いとはん」(お嬢さんを表す大阪弁)であったという設定は原作者山崎豊子の自伝的要素を盛り込んでいる。

「横堀川」はNHKの連続ドラマとして1966年4月から一年間放映されて、好評を博した。同じ年に公開された映画化されたのがこの作品。NHKドラマで多加を演じたのは、南田洋子であり、旦那役は夫君の長門裕之。映画は倍賞千恵子、中村扇雀(四代目坂田藤十郎)。

 多加(倍賞千恵子)は昆布商の老舗「浪速屋」のいとはん、呉服商「河島屋」の若旦那、吉三郎(中村扇雀)に嫁ぐ。吉三郎は道楽者で、商売には顔をそむけ続ける。多加は夫の代わりに商才を傾けていく。「河島屋」は株取引で大穴をあけ看板を下ろす。多加は吉三郎の道楽好きを逆手にとり、寄席を稼業とし小屋を開いて、小屋を一軒、一軒と増やしていく。

 夫は夫、妻は妻という雰囲気で、吉三郎が急死する場面など、妻の哀しみが心底哀しんでいるように見えない。元々が、独りで生きる女ではないか。浪速千栄子の「金貸し」婆さんは、浪速女の気概と人情を象徴する名演。落語の桂小米を名のっていた桂枝雀が、落語を演じているのは面白い。