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当たり前のことを書いても「講釈を垂れる」と言われたので、FXや株関連の独り言のためのトピを作りました。基本は好き勝手な随筆風になると思います。の掲示板

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やっぱり、考えれば考えるほど、不思議に思えてしまいます。
「米国の金利が上がらない」と言って日本円がどーっと買われますが、その買った円はどういうふうに使われているのか?、眠っているだけではないのか?と。

日本の投資家から見て、米国の金利が高い時というのは、長期金利と短期金利の差が大きくなっている時だと思います。(二つの金利差が小さいときというのは、景気が過熱状態に近づいていて危ない状態なので、そういう景気の末期に現れる特殊な短い期間を除いて考えてみます)
金利差が大きいときは、日本の投資家は円を担保にして短期でドルの借金をし、そのドルでもっと利率のいい長期の金融商品等を買ったりすると思います。
短期の借金は、毎日のように借り換えをさせてもらって、6カ月とか1年とか、長期の商品の期日が来るまで待ちます。
期日が来ると、長期の商品から払い戻されたお金で短期の借金を清算しますが、長期は短期より利率がいいので、手元には利率の差の分のドルが残ります。
そのドルを日本円に変えれば、為替レートが変わらない限り、お金を稼ぐことができます。

上の稼ぎ方は、いわゆるイールドカーブを使ったお金の稼ぎ方であり、いくつもある方法の中の一例ですが、とにかく「米国の金利の方が日本の金利より高い」という状態が実現していることが肝心です。
さて、ここで、逆に、米国人が日本に投資する場合を考えれば、「日本の金利の方が米国の金利より高い」という状態が実現していなければ、上に書いたようなお金の稼ぎ方を日本の中で行うことは不可能です。
けれども、今の日本の金利は米国の金利より、はるかに低いです。
金融商品の物によっては、マイナス金利でさえあります。
だから、日本の中で何かの金融商品を回すより、アメリカの中で金融商品を回した方が、稼ぎは大きくなるはずです。

ということは、大量に買われた円は日本の中で回されず、何か他の目的で買われていることになると思います。
その目的が何なのか、気になって仕方がありません。