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〔米株式〕NYダウ反発、183ドル高=FRB議長証言後に買い(11日)☆差替
1/12(水) 7:00配信

 【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言後、金融引き締めへの過度な警戒感が和らぎ、5営業日ぶりに反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比183.15ドル高の3万6252.02ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は210.62ポイント高の1万5153.45で終わった。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億6972万株減の9億1676万株。
 パウエルFRB議長はこの日開かれた上院での公聴会で、予想を超える物価上昇が続けば、「より多くの利上げをしなければならない」と話し、インフレ対策に取り組む姿勢を強調。量的緩和で膨らんだ保有資産の圧縮を年内に始める意向も示した。
 ただ一方で、「金融政策の正常化には長い道のり」になるとの認識も示し、金融引き締めを慎重に進める意向をにじませた。
 ダウ平均は、急速な利上げなどへの懸念が強まる中、下落して取引が始まった。ただ、パウエル議長の発言が「想定の範囲内だった」(日系金融機関)ことで、利上げや保有資産圧縮への警戒感がやや後退。先週以降の長期金利の上昇も一服し、割高感が強まって大きく下落していたハイテク株を中心に株式を買い戻す動きが強まった。
 アップルが1.7%高、セールスフォース・ドットコムが2.3%高、インテルも1.3%高。ウーバー・テクノロジーズの2.4%高、メタ(旧フェイスブック)の1.9%高も目立った。ダウの1.3%高、アメリカン・エキスプレスの1.0%高など景気敏感株にも買いが入った。
 ゴールドマン・サックスの1.0%高など今週末から決算発表が本格化する金融株が上昇。原油価格の上昇を受け、エネルギー関連銘柄も買いが先行し、シェブロンは2.3%高、エクソンモービルも4.2%高だった。オキシデンタル・ペトロリアム、マラソン・オイルも大きく上昇した。
 ボーイングは3.2%高。2021年の航空機出荷が前年比で大きく伸びたことなどを好感した。