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FXの館の掲示板

 チャイナドレスを身にまとった巨人が120.00円という要塞の前に立ちはだかっていたことで、アジア連合軍も119.98円まで進撃するものの撃沈。作戦をバトンパスされた欧州軍もロンドン勢を中心として攻め入りましたが、全く動じることなく、敢えなく119.98円で再び頭を抑えられてしまいましたね。
 ある時は足元に、ある時は胸元に攻撃を仕掛けるもピクリとも動かず。「ちょっとぐらいいいじゃないの?」とわきの下をくすぐってみせても、「ダメよ〜、ダメダメ」との答えが帰ってくるといった押し問答を119.95円あたりから何度も繰り返すことになりましたが、マリオが定例記者会見をはじめて、そちらのほうがとんでもないことになっていることが気になったのか、巨人が少々隙を見せるや否や、NYのマンハッタン精鋭部隊が一気にその要塞を崩し落しましたね。
 ドル円は目先のストップロスを巻き込むかたちで上げ足を速め、一時120.255円まで上昇。ただ、ダウ平均や日経平均先物が大幅に値を下げる動きとなると一気に利食い売りに押されることになりました。バリアオプションは消滅しましたが、120.00円に設定されているドルコールオプションは19日までまだまだ大量に存在しているわけで、いわゆるガンマ売りが出されることになります。
 ただ、目先の要塞がなくなったことで、120.00円というレベルはそれほど「クリティカルなレベル」ではなくなっていることも事実。いくら利食い売りが出ようが、例えば120.50円あたりを上抜けてきてしまえば、恐らく現状では通常の需給関係、つまり、「買わなければならない向きばかり」という状況に再び戻っていくことになります。