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NY市場サマリー(13日)株式反落、ドル指数2カ月ぶり安値
1/14(金) 6:44配信

[13日 ロイター] - <為替> ドル指数が2カ月ぶり安値を付けた。前日発表された昨年12月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を超えず、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策正常化を巡り新たな手掛かりを示さなかったことが引き続き材料視された。

主要6通貨に対するドル指数は0.2%安の94.791と、昨年11月10日以来の安値に沈んだ。週初からは約1%下落している。

英ポンドは対ドルで0.11%高の1.372ドルと、昨年10月終盤以来の高値を付けた。英経済が新型コロナ感染者急増の影響を切り抜け、イングランド銀行(英中央銀行)が早ければ来月にも追加利上げに踏み切るという観測が追い風となっている。

リスク動向を反映しやすい豪ドルは対米ドルで0.07%高の0.7289米ドルと、11月半ば以来の高値を更新。カナダドルも対米ドルで3日続伸した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.71%安の4万2743.01ドル。

<債券> 米債利回りが狭いレンジ内で低下した。今週に入り2年債と5年債の利回りが2年ぶりの高水準を付けていたが、その反動が出た。ただ、3月の米利上げを視野に利回り上昇トレンドは維持されているようだ。

13日には前日の10年債入札に続き30年債入札が行われ、堅調な結果となった。これを受け米債買いが強まり利回りが低下した。

この日に発表された2021年12月の卸売物価指数(PPI)と新規失業保険申請件数の米債市場への影響は限定的だった。米連邦準備理事会(FRB)が2カ月以内に金融政策を引き締めるとの見方がなお根強い。

FRBのブレイナード理事は13日、上院銀行委員会で開かれた副議長昇格に関する公聴会で証言を行い、3月に想定される量的緩和の縮小(テーパリング)終了「次第」、FRBは年内に複数回の利上げを開始できると述べた。

午後序盤の取引で、指標10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下の1.7164%。入札後の30年債利回りも1bp低下し2.0578%となった。

2年債と5年債の利回りもそれぞれ0.9010%、1.4860%と横ばいから小幅低下で推移した。

<株式> 反落して取引を終えた。インフレや利上げを巡る米連邦準備理事会(FRB)当局者らの発言を受け、テクノロジー株を中心に利食い売りが出た。

第4・四半期決算シーズンが本格化するのを前に金利動向に敏感なグロース(成長)銘柄が市場全般をアンダーパフォームした。

この日は複数のFRB当局者が高インフレへの対応に関して発言。ブレイナード理事は3月に想定される量的緩和の縮小(テーパリング)終了「次第」、FRBは利上げを開始できる態勢にあるとの認識を示した。

<金先物> 利益確定の売りが先行し、反落した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比5.90ドル(0.32%)安の1オンス=1821.40ドル。

<米原油先物> 3日ぶりに反落した。利益確定の売りと先高感からの買いが交錯し、方向感に欠ける商いとなった。米国産標準油種WTIの中心限月2月物は、前日清算値(終値に相当)比0.52ドル(0.63%)安の1バレル=82.12ドル。3月物は0.40ドル安の81.62ドル。