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参考にならない独り言の掲示板

 年明け2日の香港市場でハンセン指数は3営業日ぶりに大幅反落。
終値は前日比2.77%安の25130.35ポイントだった。
中国企業指数は2.87%安の9833.69ポイント。
メインボードの売買代金は概算で680億5000万HKドルだった。

 ハンセン指数は安く寄り付いた後、下げ幅を拡大した。
前営業日の昨年12月31日に大幅に続伸した後とあって、利益確定売りが出やすい状況にあった。
寄り付き直後に発表された2018年12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.7となり、
官民の中国製造業PMIがそろって好不況の分かれ目となる50を下回ったことを受けて、
中国の景気減速を嫌気する売りが加速した。
貿易や知的財産権を巡る米中交渉の進展に対する期待の後退も地合いを悪化させた。
トランプ米大統領が29日にツイッターに「(米中交渉が)大きく前進している」と投稿したことについて、
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが
週末、交渉に詳しい関係者の話として
「トランプ氏は株式相場を落ち着かせるため、事実を誇張している可能性がある」と報じた。
指数は結局、2018年10月31日以来、約2ヵ月ぶり安値を更新して終えた。

 ハンセン指数構成銘柄のうち、上昇は香港公益株、ホンコン・チャイナガスの1銘柄のみ。
IT大手のテンセント、中国国有銀行の中国工商銀行、中国建設銀行、
大手通信キャリアのチャイナ・モバイル、アジア生保のAIAグループ
、欧州金融のHSBCなど主力株が軒並み売られ、指数を押し下げた。
石油メジャーのCNOOC、ペトロチャイナ、本土不動産大手の華潤置地、碧桂園(02007)、
中国海外発展、民営自動車メーカーの吉利汽車の下げがきつい。
医薬品メーカーの石薬集団、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技、
マカオカジノの銀河娯楽、サンズ・チャイナも大きく売られた。

 H株では、製薬の上海復星医薬、麗珠医薬集団が8%超の下落。
中国鉄塔、中国通信服務など次世代通信規格「5G」関連が大幅に反落したほか、
風力発電の華電福新能源、風力発電設備の新疆金風科、産金の紫金鉱業集団などが売られた。

インフラ建設会社の中国機械設備工程、港湾運営の厦門国際港務、インフラ建設会社のシノペック煉化工程が逆行高