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ユロ板討論会の掲示板

 本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英国と欧州連合(EU)との通商交渉の行方に注目する展開、ユーロドルは12月独Ifo企業景況感指数に注目する展開となる。
 英国と欧州連合(EU)との通商交渉は、来週からはクリスマス休暇となることで、本日が暫定期限とされている。通商交渉では、漁業権を巡り難航している模様だが、バルニエ欧州連合(EU)首席交渉官は「18日までの合意は可能だが、特に漁業権に関しては難しい」と述べ、ジョンソン英首相は「EUが大幅に立場を変えない限り合意には至らないだろう」と述べている。ゴーブ英内閣府担当相は「残念ながら合意に至らない可能性の方が高い。合意に至る確率は50%を下回る」と述べ、EUとの貿易協定は、12月31日までに英議会の承認が必要、と警告している。
 本日の英紙フィナンシャルタイムズは、「通商協議は行き詰っている」との悲観的な見出しを掲載しており、クリスマス週に向けて予断を許さない状況が続いている。
 ユーロドルは、ドイツでの新型コロナウイルス感染者数が増大している中、12月独Ifo企業景況感指数(予想:90.0、10月90.7)を見極めつつ、1.22ドル台へ上昇したことに対する欧州中央銀行(ECB)高官からの牽制発言に要警戒となる。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、2018年4月20日の高値の1.2353ドル、ユーロ円は12月10日の高値の126.74円。ポンドドルは12月17日の高値の1.3624ドル、ポンド円は12月4日の高値の140.71円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.2166ドル、ユーロ円は12月16日の安値の125.71円。ポンドドルは一目・転換線の1.3380ドル、ポンド円は12月17日安値の139.58円。