新機能のお知らせ
各銘柄ページに新設された「適時開示」タブより、最新の適時開示情報を簡単にご覧いただけるようになりました。
ぜひご利用ください。
【新機能】適時開示情報が閲覧可能に!
ここから本文です

ユロ板討論会の掲示板

  • 133
  • 0
  • 2021/02/16 12:35
  • rss

掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  • ロイター通信によると、ユーロ圏財務相は15日に開いた会合で、欧州委員会が示した見通しを検証した上で、現時点では全ての景気支援策を維持することで一致した。新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、3月から5月にかけて各国の支援策の縮小の方法と時期について決定していく。

    欧州委はユーロ圏経済の今年の回復は見通しを下回ると予想。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のドナフー議長(アイルランド財務相)は会合後の記者会見で「これは、景気支援策を必要な限り実施し続ける必要性があることを示している」とし、「支援策の解除が遅れるよりも、早すぎる時期に縮小することにリスクがある」と述べた。

    欧州委のジェンティローニ委員(経済担当)によると、欧州委は今春の経済政策への取り組みに関するガイダンスを3月初旬に公表。その後、欧州委が5月初旬に公表する新たな経済見通しを受け、ユーロ圏財務相が借り入れ上限を再導入する時期について検討する。

  • ロンドンフィキシングにかけてユーロクロスは弱含み、ユーロ円が126.69円、ユーロ豪ドルは1.5617豪ドルまで日通し安値を更新。また、ユーロポンドも0.8765ポンド付近まで上値を切り下げた。ユーロは対ドルでも伸び悩み、24時過ぎにつけた1.2066ドルを頭に1.2045ドル近辺まで下押ししている。

  • 欧州市場では、薄商いの中でユーロクロスでユーロ売りの動きが進行し、ユーロ/ポンドは強い下値抵抗として意識されている200日移動平均線が位置する0.8980ポンド前後を一時割り込み、ユーロ/豪ドルの下げもきつい。もっとも、ユーロ/ドルの下押しは限定されており1.22ドル台後半で揉み合いとなっている。

  •  ロンドンタイムは、アジアタイムに進んだドル売りの流れが続くか見定める局面となる。日経平均株価は一時230円ほど下落しておりリスク選好のドル売りが強いともいいきれないが、安寄りした中国株は上昇へ転じ、時間外取引のダウ先物は50ドルほど上昇した。
     12月英ネーションワイド住宅価格指数や12月スイスKOF景気先行指数の発表が予定されているが、動意を促すような注目材料とはいえない。やはりドル相場のフローが方向性を決めることになるだろう。ユーロドルは年初来の高値圏で推移しており、2018年4月以来の1.23ドル台定着を目指す状態だが、伸び悩んで利益確定を意識した年末フローが強まる展開には留意したい。
     ポンドも英・欧州連合(EU)離脱にともなう自由貿易協定(FTA)の暫定発効により、年末・年始の混乱は回避できそうだが、政治的な動きが落ち着く新年の連休前後も、新型コロナウイルス変異種によるリスク拡大は、英国を中心とした波乱要因となり続ける。一方で新たな英国の貿易上の立場なら、米国とのFTAでも優位性を構築できるとの見方もあり、強弱の見方が混在した状態。流動性が乏しい状況下で、依然として不透明感はくすぶっている。コロナや貿易・経済関連のニュースを受けたフローに神経質になりつつ、NYタイムの12月米シカゴ購買部協会景気指数など、市場のセンチメントにより影響を及ぼすイベントを待つ状態となりそうだ。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、3月下落幅の倍返し1.2354ドル。
     ポンドドルは、17日につけた年初来高値1.3624ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、1.2220ドル前後で推移する5日移動平均線付近。
     ポンドドルは、28日安値1.3430ドル。

  •  本日の欧州時間は英国がボクシング・デーで休場なことや、年末を控え市場参加者が少ないことで流動性の悪化が懸念される。その中で欧米の好悪両材料がどのように、欧州市場が捉えるかが注目される。

     週末に入り欧州では新型コロナウィルスの変異種が拡大するなど、リスク要因が増えている。英国の感染状況は特に深刻で、週末には科学者が英国全土で第4段階の規制が必要という提言を出している。また、英「サンデータイムズ」紙は、量的緩和の効果が限られればイングランド銀行(BOE)はマイナス金利導入を迫られるだろう、という記事を掲載している。英・欧州連合(EU)間の交渉合意というご祝儀相場も一段落し、今後は変異種による経済的な影響と、英EU間交渉が合意に達したものの、その合意によるネガティブリスクを確かめる相場になると思われる。
     英国からの変異種が欧州各国でも観測されるなど、欧州も今後の対応に追われることになりそうだ。特に本日は主だった経済指標の発表がないことで、ウイルスの感染およびその対応による規制がユーロ相場に与える影響が強くなりそうだ。
     上述した変異種拡大は欧州通貨売りのニュースだが、欧州買い・ドル売りを促すニュースとしては、日本時間の午前中にトランプ米大統領が経済対策法案に署名したことだ。これにより、政府機関の閉鎖が避けられたことや、給与支払いの補填も滞らないことは米株にとってはポジティブな内容だ。もし、週明けの米株価が上昇基調を維持できた場合は、引き続きドル売り・欧州通貨買いに市場が動く可能性が高い。

    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、17日高値で年初来高値にもなる1.2273ドル。
     ポンドドルは、17日高値1.3624ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、21日安値1.2130ドル。
     ポンドドルは、23日安値1.3354ドル。

  • 本日のロンドン為替市場では、英国と欧州連合(EU)通商合意への期待感が高まるなかで、両当局者が欧州序盤に開く会見が注目される。昨日は複数のEU当局者から「通商交渉は大枠で合意した」との言葉が伝わった。また、年末までに合意や議会批准ができない場合でも、来年1月1日から暫定的な自由貿易協定(FTA)を発効させる用意があるとも報じられ、英のEU離脱による経済混乱への警戒感が緩んでポンドの大幅上昇に繋がった。
     英EU協議の完全決着とまではいかないにしても、不透明感が払拭されれば市場の安心感は更に増すだろう。一方で来年以降に持ち越す議題が意外と多く、最終的な決定見通しも曖昧となれば、ポンドの失望売りに繋がるか。なお、ジョンソン英首相はロンドン11時(日本時間20時)にEUとの交渉に関して会見を行うもよう。
     ユーロドルは、英EU交渉に絡んだポンドドルやユーロポンドの動きに挟まれてやや動き難いか。注目材料としては、EUと中国が進めている投資協定の交渉が大詰めを迎えていること。人権に関する問題はあるが、世界第2位の経済規模を誇る中国と経済的な結びつきが強まるようであれば、ユーロ圏経済にとってはポジティブな材料となる。
     本日はドイツやスイスなどがクリスマスイブで休場、英仏も短縮取引となるため、これまで以上に市場流動性の悪化には気をつけたい。

     その他にはトルコ中銀が本日、金融政策決定会合を開き政策金利を発表する。市場コンセンサスは現行15%から16.5%に引き上げ。ただ、トルコ中銀は予想を裏切ることが度々あるため、結果次第ではリラ相場は荒れることになるかもしれない。

     想定レンジ上限
     ・ポンドドルは12月17日高値1.3624ドル、ユーロドルも同日高値1.2273ドルが抵抗水準。リラ円は11月19日高値13.85円が上値めど。
     想定レンジ下限
     ・ポンドドルは日足一目均衡表・転換線1.3406ドル、ユーロドルは21日安値1.2130ドルが支持水準。リラ円は18日安値13.33円が目先の下値めど。

  •  本日のロンドン為替市場でポンドは、バルニエ欧州連合(EU)離脱首席交渉官が昨日述べた(英国との交渉においてEUが行っている)「最後の一押し」の結果次第か。争点となる漁業権を巡り、バルニエ首席交渉官は英国の新たな提案を受け入れられないとの考えを示したもよう。一部通信社は外交筋の話しとして「バルニエ氏は英仏間の間で綱渡りをしているようだ」との見方を紹介している。交渉が合意あり/なしのどちらに転ぶかは依然として微妙な状況であり、「最後の一押し」の効果を見守りたい。なお、英離脱後のEU漁船の英海域における漁獲量について、EU側は25%削減ならば受け入れると見られている。英の新提案は35%削減であり、10%の溝を埋められるかがポイントとなる。

     ユーロドルは3月につけた1.06ドル台を底とした上昇トレンドは継続中だが、昨日引けは1週間ぶりの1.21ドル台、日足一目均衡表・転換線も下回っており、調整局面がもう暫く続く可能性はあるか。1.21ドル半ばから1.21ドルにかけて買いオーダーは観測されるものの、ストップロスも置かれ始めた。先週末に米・商品先物取引委員会(CFTC)が発表した15日時点での投機筋の先物ポジション状況では、ユーロのネットロングは前週比で減少したが14万枚台と依然として高水準だ。年末にかけてリスクを落とすことは考えられ、その場合は1.20ドル台までの押しはあってもおかしくなさそうだ。

     なお、昨日はロンドンフィキシングにドル買いのフローが観測されており、本日もフィキシングに向けての値動きは要注意となるだろう。クリスマス週間で市場流動性が悪化しやすい時期でもあり、いつも以上に値幅が広がる可能性はありそうだ。
     欧州関連で気になるニュースは、ロシアがEU制裁への報復措置をとったこと。対露制裁の決定に関わった人物の入国禁止と限定的だが、今後も両者の溝が広がれば、ロシアに頼るところもある欧州のエネルギー政策に影響を与えることになるだろう。また、EU参加を目指す北マケドニアの加盟が隣国ブルガリアの交渉反対で遅れる可能性がでてきたことも、欧州のリスクとして意識され始めるかもしれない。


    想定レンジ上限
    ・ポンドドルの上値めどは先週引け値1.3523ドル付近。ユーロドルは1.2189ドルの日足一目均衡表・転換線を念頭に、昨日高値1.2257ドルから年初来高値1.2273ドルが抵抗帯。

    想定レンジ下限
    ・ポンドドルは昨日安値1.3304ドルが目先の下値めど。割り込むと21日安値1.3188ドルが意識される。ユーロドルは21日移動平均線1.2110ドルが下値めど。

  •  本日のロンドン為替市場でポンドは、なかなか決着がつかない英国と欧州連合(EU)交渉の行方や、新型コロナウイルス変異種に対する警戒感がどの程度まで高まるかなどを見極めながら神経質な展開が続きそうだ。アジア市場でも既に、ポンドドルは1.34ドル後半から1.34ドル付近まで下押しし、ポンド円も139円台を維持できず138円半ばまで弱含む場面があった。

     ジョンソン英政権は離脱移行期間の終了を間近に控えてやっと、欧州連合(EU)との争点だった漁業権問題で譲歩する姿勢を見せた。複数のメディアによれば、英からの新提案では、21年以降の同国海域におけるEU漁獲量を現状の35%減に留めるとされた。一時は最大80%削減を訴えていたことから考えると大きな歩み寄りと言えるだろう。またEU漁船には、今後5年の間は英海域で現状に近い形での操業を認めるとしたもよう。
     土壇場になり(週末に消えかけた)「英EU自由貿易協定(FTA)締結への期待」は持ち直しているが、英国から投げられたボールをEUが素直に受け取るかはまだ分からない。また、合意となっても議会批准には間に合わないとされ、既に混乱の様相が見せている英EU間の物流が正常化するにはかなり時間がかかりそうだ。

     英国で感染が拡大し他地域でも発見された新型コロナウイルス変異種は、感染力は確かに強いとされているが重症度に関する報告はまだされておらず、今後も関連報道に注目したい。ただ、世界保健機関(WHO)はこれまでに開発されたコロナワクチンが有効だとの認識を示しており、未知なるものへの心理的な不安要素は高いものの、過度なリスク回避の動きは抑えられるか。
     いずれにしても、クリスマス週間で流動性悪化が予想され、ニュースやフローでいつも以上の値幅がでてもおかしくはない。ポジション管理には十分な注意が必要と思われる。
     なお本日の欧州序盤には、1月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:▲9.0)や7−9月期英国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比15.5%/前年比▲9.6%)が発表される。

    想定レンジ上限
    ・ポンドドルの上値めどは先週引け値1.3523ドル付近とし、上回ると17日高値1.3624ドルが再び意識される。ユーロドルは17日につけた年初来高値1.2273ドルを超えるようであれば、上昇に勢いが増しそうだ。

    想定レンジ下限
    ・ポンドドルは昨日ロンドンフィキシング前の下押し水準1.3290ドル付近が下値めど。ユーロドルは1.2175ドルまで上昇してきた日足一目均衡表・転換線が目先の下値めど。割り込むと21日移動平均線1.2101ドル付近まで下押すか。

  •  本日のロンドン為替市場は、なかなか決着がつかない英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉の行方を睨みながらの取引は変わらなさそうだ。
     (何度目かの)山場とされた週末の英EU協議でも両者は落ち着きどころを見いだせず、週明けのオセアニア市場でポンドは下サイドに窓を開けて寄り付き、売りが強まった。大きな隔たりとされる「英海域での漁業権」についてだが、これまでの発言を聞く限りでは英国は譲歩するつもりは全くなさそうであり、EUの譲歩次第というところか。 
     本日以降も首席交渉官級の話し合いは継続される見通しだが、「移行期間」終了まであと10日しかなく、もし合意に至ったとしても議会批准には間に合わないとの見方も多い。確かに英・EUともに経済界に対し「合意なし」への準備を訴えていたため、物別れとなってもビッグサプライズではないのだろう。ただ、先週は「合意」への期待感を市場は抱かされた場面もあっただけに、現状のままであればポンドの上値は重いままか。

     なお新型コロナウイルスに関しては、英国で広がった変異種がイタリアやデンマークでも見つかり、感染再拡大への懸念が強まった。感染抑制のための規制強化や延長措置は回避できず、来年以降も経済活動の停滞が危惧される。ワクチン普及から高まっていた正常化への期待感も後退すると思われ、原油相場は既にアジア時間で売り戻しが進んだ。クリスマス週でもあり、もともと積極的にリスクは取りづらいなかでは悪材料に対しては敏感に反応しやすいだろう。欧州株次第では為替市場もリスク回避の動きが強まるか。

    想定レンジ上限
    ・ポンドドルは窓埋めとなる先週引け1.3523ドルが戻りのめど。ユーロドルは17日高値1.2273ドルが上値めど。

    想定レンジ下限
    ・ポンドドルは1.3380ドルで並ぶ日足一目均衡表・基準線や転換線を念頭に、14日安値1.3265ドル辺りが下値めどか。ユーロドルは日足一目・転換線1.2166ドルが支持水準。

  •  本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英国と欧州連合(EU)との通商交渉の行方に注目する展開、ユーロドルは12月独Ifo企業景況感指数に注目する展開となる。
     英国と欧州連合(EU)との通商交渉は、来週からはクリスマス休暇となることで、本日が暫定期限とされている。通商交渉では、漁業権を巡り難航している模様だが、バルニエ欧州連合(EU)首席交渉官は「18日までの合意は可能だが、特に漁業権に関しては難しい」と述べ、ジョンソン英首相は「EUが大幅に立場を変えない限り合意には至らないだろう」と述べている。ゴーブ英内閣府担当相は「残念ながら合意に至らない可能性の方が高い。合意に至る確率は50%を下回る」と述べ、EUとの貿易協定は、12月31日までに英議会の承認が必要、と警告している。
     本日の英紙フィナンシャルタイムズは、「通商協議は行き詰っている」との悲観的な見出しを掲載しており、クリスマス週に向けて予断を許さない状況が続いている。
     ユーロドルは、ドイツでの新型コロナウイルス感染者数が増大している中、12月独Ifo企業景況感指数(予想:90.0、10月90.7)を見極めつつ、1.22ドル台へ上昇したことに対する欧州中央銀行(ECB)高官からの牽制発言に要警戒となる。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、2018年4月20日の高値の1.2353ドル、ユーロ円は12月10日の高値の126.74円。ポンドドルは12月17日の高値の1.3624ドル、ポンド円は12月4日の高値の140.71円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.2166ドル、ユーロ円は12月16日の安値の125.71円。ポンドドルは一目・転換線の1.3380ドル、ポンド円は12月17日安値の139.58円。

  • 本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英国と欧州連合(EU)との通商交渉の行方や英中銀金融政策委員会(MPC)の金融政策に注目する展開となる。
     英国と欧州連合(EU)との通商協議は、来週からはクリスマス休暇となることで、明日18日が暫定期限とされている。ポンドドルは、合意への期待感から1.35ドル台まで上昇しているもののジョンソン英首相発言「EUとの交渉は合意なしの可能性が最も高い」などから予断を許さない状況が続いており、本日も関連ヘッドラインに要警戒となる。
     英中銀金融政策委員会(MPC)では金融政策の現状維持が予想されており、11月の英国のインフレ率鈍化を受けて、議事要旨でのマイナス金利への言及などに要注目となる。
     ユーロドルは、11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値を見極めつつ、1.22ドル台へ上昇したことに対する欧州中央銀行(ECB)高官からの牽制発言に要警戒となる。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、2018年4月20日の高値の1.2353ドル、ユーロ円は12月10日の高値の126.74円。ポンドドルは12月16日の高値の1.3554ドル、ポンド円は12月9日の高値の140.33円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.2136ドル、ユーロ円は12月11日の安値の125.79円。ポンドドルは一目・転換線の1.3345ドル、ポンド円は一目・転換線の138.57円。

  •  本日のロンドン為替市場のポンドドルは、明朝の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明待ちで動きづらい展開の中、英国と欧州連合(EU)との通商協議の行方や英国の経済指標に注目、ユーロドルもユーロ圏の経済指標に注目する展開となる。
     英国と欧州連合(EU)との通商協議は、来週からはクリスマス休暇となることで、18日が暫定期限とされている。昨日は、「英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉は合意へ向けて前進している」との観測報道やジョンソン英首相の発言「EUとの交渉は合意なしの可能性が最も高い」などが錯綜しており、本日も関連ヘッドラインに要警戒となる。
     11月英インフレ率では、本日からのイングランド銀行金融政策委員会(MPC)に向けてネガティブサプライズに要警戒となる。
     ユーロドルは、新型コロナウイルス感染拡大を受けた都市封鎖(ロックダウン)による独仏ユーロ圏の12月製造業・サービス業PMI速報値に要注目となる。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、12月4日の高値の1.2178ドル、ユーロ円は12月10日の高値の126.74円。ポンドドルは12月4日の高値の1.3539ドル、ポンド円は12月9日の高値の140.33円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.2119ドル、ユーロ円は12月11日の安値の125.79円。ポンドドルは一目・転換線の1.3337ドル、ポンド円は一目・転換線の138.75円。

  •  本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英国と欧州連合(EU)との通商協議の行方や英国の雇用統計に注目する展開となる。
     英国と欧州連合(EU)との通商協議は、来週からはクリスマス休暇となることで、18日が暫定期限とされている。漁業権や公正な競争環境で難航が伝えられており、デービス英首相報道官が「EUとの交渉時間は非常に短く、合意なしという結果の可能性もあり得る」と述べたことで、決裂リスクは払拭されていない。また、英政府がロンドンで新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、行動制限を強化すると発表し、ハンコック保健相が、イングランド南東部を中心に1000人超が新型コロナの変異種に感染したことが確認された、と述べたことも、ポンドの上値を重くしている。
     11月英雇用統計では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたネガティブサプライズに要警戒となる。
     ユーロドルも、ドイツが1月10日までの都市封鎖(ロックダウン)を示唆するなど、行動制限による景気悪化懸念やECBによる追加緩和措置、ユーロ高牽制への警戒感が上値を抑えている。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、12月4日の高値の1.2178ドル、ユーロ円は12月10日の高値の126.74円。ポンドドルは12月9日の高値の1.3478ドル、ポンド円は12月10日の高値の139.82円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、12月9日の安値の1.2059ドル、ユーロ円は12月11日の安値の125.79円。ポンドドルは12月11日の安値の1.3135ドル、ポンド円は12月11日の安値の136.80円。

  • 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)高官によるユーロ高牽制発言や英欧通商交渉に関するヘッドラインに要注目となる。
     欧州委員会のフォンデアライエン委員長とジョンソン英首相は、EUと離脱後の英国との自由貿易協定(FTA)締結交渉の継続を表明しており、暫定期限とされる18日までの合意の可能性もあり得る、との一部報道で、ポンドドルは底堅い展開となっている。本日は、ブリュッセルでバルニエ欧州連合(EU)首席交渉官と英国交渉団との協議が予定されており、関連ヘッドラインに要警戒となる。
     ユーロドルは、先週、ラガルドECB総裁やビルロワドガロー仏中銀総裁がユーロ高を牽制する発言をしたものの、口先でのユーロ高牽制では、ユーロ上昇を抑えきれなくなりつつある。しかしながら、ユーロ上昇は、インフレ抑制となり、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和策の効果を削減することで、利下げなどへの言及に要警戒となる。
     ユーロ売り材料は、ドイツが1月10日までの都市封鎖(ロックダウン)を示唆するなど、行動制限による景気悪化懸念となる。
     10月ユーロ圏鉱工業生産の予想は、前月比+1.9%/前年比▲4.2%となっており、都市封鎖(ロックダウン)によるネガティブサプライズに要警戒か。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、12月4日の高値の1.2178ドル、ユーロ円は12月10日の高値の126.74円。ポンドドルは12月9日の高値の1.3478ドル、ポンド円は12月10日の高値の139.82円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、12月9日の安値の1.2059ドル、ユーロ円は12月11日の安値の125.79円。ポンドドルは12月11日の安値の1.3135ドル、ポンド円は一目・雲の下限の136.66円。

  •  昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会は、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模5000億ユーロへの増額や、2022年3月までの期間延長と想定通りの内容だった。ユーロは、ラガルドECB総裁の新型コロナウイルス感染第2波による経済低迷や、インフレ率低下への懸念、為替レート注視の姿勢を受けて一時は売りで反応も、影響は限定的だった。
     本日のロンドンタイムはECBのイベントをこなした後を受け、各通貨の動向に影響を及ぼしている豪ドルなど資源国通貨の動向や、ポンド相場を左右する週末のジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の会談を前にしたニュースヘッドラインをにらみながらの展開か。
     堅調な豪ドルは、対ドルそしてクロス円の動きを主導する場面が多く見られる。基本的に豪ドル相場へ他通貨も追随する傾向となろうが、豪ドルは欧州通貨とのクロス取引も旺盛なため、欧州通貨が取引の主体となりやすいロンドンタイムは、上昇する豪ドルに対する欧州通貨売りが重しになる展開もありうるため注意したい。
     英・欧州連合(EU)協定に関しては、期限に間に合いそうではなくとも、合意に至らないことによる混乱を回避するため、時限措置を講じて乗りきることが考えられる。合意先延ばしへの危機感と、いったんの混乱回避による安心感が交錯して、ポンドを中心に欧州通貨の荒っぽい動きにつながることが想定できる。高値圏にあるオセアニア通貨が、調整の範囲であっても下押しが深めになるリスクや、5分足など短めなチャートのレジスタンスを抜けるたびに上昇が加速しやすい状態が共存していることも鑑みれば、為替は不安定に推移しやすいだろう。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、2018年4月6日安値1.2215ドル。
     ポンドドルは、昨日10日高値1.3412ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、昨日10日安値1.2076ドル。
     ポンドドルも、昨日10日安値1.3246ドル。

  •  本日の欧州時間は神経質な動きとなりそうだ。市場の最大の注目は日本時間21時45分に発表される欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果になる。市場では政策金利は据え置きが予想されているが、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)や長期資金供給オペ(TLTRO)の増額や延長が見込まれている。ブラックアウト機関に入る前にカザークス・ラトビア中銀総裁が「TLRTOを3年から5年に延長することを検討する可能性」「PEPPの5000億ユーロ拡大と1年延長に反対しない」と発言しているように、それぞれどの程度増額および延長されるかが注目される。
     また、ここ最近のユーロ高についてどのような見解が言及されるかも要注目となっている。9月の理事会では「ユーロ高は顕著で、強いユーロは金融緩和の効果を減じる」とし、10月の理事会では「為替レートを含むデータを吟味」とも記している。この数カ月でさらにユーロ高になっていることを考えると、ラガルドECB総裁の会見終了までユーロの値動きは激しくなりそうだ。
     ポンドも方向感のない動きが続きそうだ。日本時間の早朝にジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の会談は終わり、今週末まで話し合が行われることが決定した。両サイドともお互いの立場を理解したとしながらも、溝が大きいことを認めている。このまま決裂したらポンドは売られるだろう。合意に達した場合は一時的にポンド買いになるだろうが、時間的に大幅に遅延していることで来年1月1日の混乱は避けられず、どの程度上昇幅があるのかは分からない。

    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、4日高値1.2178ドル。
     ポンドドルは、昨日高値1.3478ドル。
     ユーロポンドは、7日高値0.9142ポンド。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、日足一目均衡表・転換線1.2051ドル。割り込むと11月30日高値1.2003ドル。
     ポンドドルは、8日安値1.3290ドル。
     ユーロポンドは、本日10日に期限を迎える大きなオプションがある0.8970ポンド。

  • 本日のロンドンタイムでは、欧州時間の午後に予定されているジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の英・欧州連合(EU)間の離脱後の取り決め交渉が最大の注目となる。昨日も多くの英・EU関係者から様々な発言や観測記事などもでた。しかし、交渉している本人たちですら結果がどうなるかが分からないことで、本日も発言等で相場は振らされるだろうが、両首脳の発言以外は追随するのは危険だ。結果がどちらに転んでも、ポンドを中心に欧州通貨は乱高下する可能性が高い。
     本日発表される経済指標ではドイツから10月の貿易収支や経常収支が発表されるが、明日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に動意づけるには指標としては力不足と思われる。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、4日高値1.2178ドル。
     ポンドドルも、7日高値1.3437ドル。
     ユーロポンドは、7日高値0.9068ポンド。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、日足一目均衡表・転換線1.2043ドル。
     ポンドドルは、7日安値1.3225ドル。
     ユーロポンドは、明日10日に期限を迎える大きなオプションがある0.8970ポンド。

  •  ロンドンタイムは、引き続き難航する英・欧州連合(EU)の交渉に神経をとがらせる状態が続きそうだ。各欧州高官で見解にばらつきがあり、楽観や慎重な見方が交錯している。異なった立場の発言が伝わるたび、ポンドを中心に欧州通貨が右往左往する展開となっている。
     昨日、ユースティス英環境相は「まだ合意すべきことがある」としたうえで、話し合いが「先週末に大きく後退したのは事実」と述べた。ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長は電話会談を行ったものの、自由貿易協定(FTA)について「相違は大きく」「まとめる状況ではない」という。両者はブリュッセルで対面協議に臨むことになったが、同地で10・11日に開催のEU首脳会議までに落としどころを見出せるか注目される。
     決着は難しそうで、今後の交渉継続を前提とした部分合意が想定される。それに関しても英国が主権を強く主張しつつ、交渉を有利に導こうとしている感がある。決着するにしても目前までネガティブな内容を含めた発言が出てくると考えられ、ポンドほか欧州通貨の荒っぽい振れは続きそうだ。
     本日19時発表の12月独・ユーロ圏ZEW景況感指数は、大きな動意につながるか明確ではないものの、新型コロナウイルスの感染拡大がいったんピークを迎えつつあるとされる欧州の景況感のレベルを注視したい。同時刻に発表となる7−9月期ユーロ圏GDP確定値は過去の数字であり、確報値であるため数字の大きな修正も想定されず、為替の強い変動要因にはなりにくいだろう。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、年初来高値1.2178ドル更新後にぶつかりそうな売りオーダーが観測される節目1.2200ドル。
     ポンドドルは、昨日7日高値1.3437ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、日足一目均衡表・転換線1.2032ドル。
     ポンドドルは昨日7日安値および日足一目均衡表・基準線の1.3225ドル。

  •  ロンドンタイムは、引き続き英・欧州連合(EU)離脱後の協定に関するニュースに神経質な状態が続くなか、アジアタイムに発表となった中国貿易収支の影響を見定める展開となるか。11月の中国貿易収支は535.0億ドル程度を見込んでいた市場予想に反して754.2億ドルの黒字と、10月の584.4億ドルより強い結果となった。ドル建ての輸出が前年同月比+21.1%と、市場予想の+12.0%や10月の+11.4%を上回ったことも欧州勢に好感されやすいだろう。欧州からの進出企業も多い中国の経済活動の復調が、欧州の株価や為替にポジティブな影響を与える可能性があるため注視したい。
     英・EU離脱(ブレグジット)関連のニュースに関しては上下の振れを誘いつつも、すぐに相反する内容の報道で巻き戻されるなど、方向性の見定めにくさにつながっている。振れ幅が大きいため、元の水準へ回帰するにしても、手持ちのポジションが痛めつけられるリスクが大きい。我慢が尽きて損切ったところで相場が折り返すようなことになりかねず、売買を手掛けにくくしている。迷いがあれば取引は控えるべきかもしれない。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、2018年4月6日安値1.2215ドル。
     ポンドドルは、4日高値1.3539ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、2日安値1.2040ドル。
     ポンドドルは月足一目均衡表・雲の下限1.3314ドル。

  •  本日のロンドン為替市場でユーロドルは、1日以降に強まった上昇トレンド自体に大きな変化はなさそうだが、ニューヨーク午前に発表される10月米雇用統計を前に様子見ムードが広がるか。
     昨日に気になるとした「来週半ばの欧州連合(EU)首脳会議」だが、EU予算合意に拒否姿勢を見せていたポーランドが、条件付きながらも承認拒否を取り下げる考えを示した。他国の反応はまだはっきりとしていないものの、ポーランドが歩み寄る姿勢を見せたことで、同国と共に予算拒否としたハンガリーも態度を軟化させる可能性が出てきた。
     EU次期多年度予算が合意に向かい、復興基金も稼働できるめどが立てば、来年以降の欧州景気回復への期待感も高まるだろう。こちらはユーロにとってもポジティブ要因だ。

     相場の懸念材料としては、米大手製薬ファイザーが、今年の新型コロナウイルスのワクチン出荷量目標を最大1億回分から5000万回分に引き下げたことか。コロナワクチンの実用化で先行していた同社の動向は、市場のリスクセンチメントにもじわりと影響してくるのではないか。
     なお新型コロナ関連ニュースでは、コンテ伊首相が3日、感染拡大防止のために12月21日から1月6日までは州をまたぐ移動を禁止(仕事などの理由を除く)することを発表した。

     ポンドドルは昨日、約1年ぶりの高値となる1.35ドルを記録。その後は1.34ドル台での値動きが続いているが、英EU通商合意への期待感が支えとなっているもよう。バルニエ首席交渉官が本日、EU加盟国の代表に交渉状況について説明する予定。一部報道では近日中に合意の大枠が明らかとなる、とも伝えられている。ただ、これまでも何度か梯子を外された交渉でもあり、今後の関連報道には依然として警戒が必要だろう。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルは昨日高値1.2175ドルを念頭に心理的節目1.22ドルが上値めど。ポンドドルは昨日高値1.35ドルから19年12月13日高値1.3514ドルが抵抗帯。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルは昨日安値1.2101ドルを下回り、1.20ドル台での推移となれば、2日安値1.2040ドルまでの下押しは考えておきたい。ポンドドルは1.3394ドルまで上昇してきた日足一目均衡表・転換線が目先の下値めど。

読み込みエラーが発生しました

再読み込み