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ユロ板討論会の掲示板

 本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英国と欧州連合(EU)との通商協議の行方や英国の雇用統計に注目する展開となる。
 英国と欧州連合(EU)との通商協議は、来週からはクリスマス休暇となることで、18日が暫定期限とされている。漁業権や公正な競争環境で難航が伝えられており、デービス英首相報道官が「EUとの交渉時間は非常に短く、合意なしという結果の可能性もあり得る」と述べたことで、決裂リスクは払拭されていない。また、英政府がロンドンで新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、行動制限を強化すると発表し、ハンコック保健相が、イングランド南東部を中心に1000人超が新型コロナの変異種に感染したことが確認された、と述べたことも、ポンドの上値を重くしている。
 11月英雇用統計では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたネガティブサプライズに要警戒となる。
 ユーロドルも、ドイツが1月10日までの都市封鎖(ロックダウン)を示唆するなど、行動制限による景気悪化懸念やECBによる追加緩和措置、ユーロ高牽制への警戒感が上値を抑えている。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、12月4日の高値の1.2178ドル、ユーロ円は12月10日の高値の126.74円。ポンドドルは12月9日の高値の1.3478ドル、ポンド円は12月10日の高値の139.82円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、12月9日の安値の1.2059ドル、ユーロ円は12月11日の安値の125.79円。ポンドドルは12月11日の安値の1.3135ドル、ポンド円は12月11日の安値の136.80円。