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ユロ板討論会の掲示板

本日のロンドン為替市場のユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)高官によるユーロ高牽制発言や英欧通商交渉に関するヘッドラインに要注目となる。
 欧州委員会のフォンデアライエン委員長とジョンソン英首相は、EUと離脱後の英国との自由貿易協定(FTA)締結交渉の継続を表明しており、暫定期限とされる18日までの合意の可能性もあり得る、との一部報道で、ポンドドルは底堅い展開となっている。本日は、ブリュッセルでバルニエ欧州連合(EU)首席交渉官と英国交渉団との協議が予定されており、関連ヘッドラインに要警戒となる。
 ユーロドルは、先週、ラガルドECB総裁やビルロワドガロー仏中銀総裁がユーロ高を牽制する発言をしたものの、口先でのユーロ高牽制では、ユーロ上昇を抑えきれなくなりつつある。しかしながら、ユーロ上昇は、インフレ抑制となり、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和策の効果を削減することで、利下げなどへの言及に要警戒となる。
 ユーロ売り材料は、ドイツが1月10日までの都市封鎖(ロックダウン)を示唆するなど、行動制限による景気悪化懸念となる。
 10月ユーロ圏鉱工業生産の予想は、前月比+1.9%/前年比▲4.2%となっており、都市封鎖(ロックダウン)によるネガティブサプライズに要警戒か。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、12月4日の高値の1.2178ドル、ユーロ円は12月10日の高値の126.74円。ポンドドルは12月9日の高値の1.3478ドル、ポンド円は12月10日の高値の139.82円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、12月9日の安値の1.2059ドル、ユーロ円は12月11日の安値の125.79円。ポンドドルは12月11日の安値の1.3135ドル、ポンド円は一目・雲の下限の136.66円。