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健康 思想 哲学の掲示板

ーー副腎疲労(副腎疲労症候群)とは、どんな状態を指すのでしょうか。

腎臓の上にある副腎は「ホルモンの工場」と呼ばれる臓器で、50種類以上のホルモンを生産・分泌しています。

その中でも特に重要な役割を担うホルモンが「コルチゾール」で、体内のあらゆる炎症を抑えます。ストレスに対抗して正常な体の状態を維持する役割もあるため、「ストレスホルモン」とも呼ばれます。

副腎疲労とは、ストレスに対抗しようとコルチゾールを分泌し続けた結果、副腎が疲れ果て、ストレスと戦えなくなっている状態です。その結果、さまざまな不調や症状が出てきてしまいます。

ーーどのような症状が起こるのですか。

子どもに多いのが、次のような症状です。

・体がだるい
・朝起きられない
・寝付きが悪い
・集中力や思考力が低下する
・やたらとしょっぱいもの、あるいは甘いものが食べたくなる

副腎が正常に働いているかどうかは見た目などで判断できないため、周囲からは単にやる気がないように見えてしまいます。そのため、保護者が「早く寝なさい」などと注意をしても、意思の問題ではないため子どもは、そのとおりにできず、ズルズルと不調が続くケースが多く見られます。