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日本史の掲示板

大神神社

この項目では、奈良県桜井市の神社について説明しています。その他の神社については「大神神社 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
大神神社

拝殿(重要文化財)
所在地 奈良県桜井市三輪1422
主祭神 大物主大神
神体 三輪山
社格等 式内社(名神大)

大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市三輪にある神社。

旧来は美和乃御諸宮、大神大物主神社と呼ばれた[1]。中世以降は三輪明神と呼ばれ、両部神道の一つ三輪神道の本拠地であった。明治時代になり「大神神社」と改名された。

三輪山を神体山とする。


拝殿前の縄鳥居
大神神社は纒向・磐余一帯に勢力を持った出雲ノ神の一族が崇敬し、磐座祭祀が営まれたとされる日本でも古い神社の一つで、神奈備信仰様式をとった神聖な信仰の場であったと考えられる[2]。

大穴持命が国譲りの時に、己の和魂を 八咫鏡に取り付けて、倭ノ大物主櫛甕玉命と 名を称えて大御和の神奈備に鎮座した。これが三輪神社の創始である。(『出雲国造神賀詞』)[3]

全国各地に大神神社・神神社(三輪神社、美和神社)が分祀されており、既に『延喜式神名帳』(『延喜式』巻9・10の神名式)にも記述がある。その分布は、山陽道に沿って播磨(美作)・備前・備中・周防に多い。

祭祀
大神神社は三輪山(三諸山)を神体山として直接、拝するようになっているため本殿をもたず、山中には上から奥津磐座(おきついわくら)・中津磐座(なかついわくら)・辺津磐座(へついわくら)の3つの磐座がある。大神神社は拝殿から三輪山自体を神体として仰ぎ見る古神道(原始神道)の形態を残している。