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日本市場 全般の掲示板

2024年4月22日

1ドル=155-158円まで円安進む可能性高いと予想
日本の小型株は大型株に追いつくだろう

世界で2兆4000億ドル(約370兆円)の資産を運用するアリアンツ・グローバル・インベスターズの日本株最高投資責任者(CIO)、中塚浩二氏の見解だ。

全てが正常化すれば、日本の株式市場は年末にかけて上昇ポテンシャルがある。日経平均株価は年末までに最高値水準に戻るかもしれない。

日本株は今年に入ってから過去最高値を更新した後、テクニカルな調整に近づいている。連邦準備制度による利下げへの期待が後退していることでドル高・円安に再び弾みがついており、円は対ドルで155円近くまで下落した。

中塚氏は1ドル=155-158円まで円安が進む可能性は高いとみるが、
「市場参加者の大半は既に当局の介入を見込んでおり、
ドル買い・円ショートを続けるのは難しい」と指摘。

円高の恩恵を受ける国内事業中心の小型株は、
ここ1年の上昇をけん引してきた大型株に追いつき始めるとみる。

中塚氏は、小型株には独自のAI専門性を備えたニッチのプレーヤーが多いと指摘。企業改革のキャンペーンは国内の小規模企業にもいずれ広がるだろうと付け加えた。小型株指数の過去1年間のリターンはわずか6%と、大型株指数の35%に後れを取っている。

イスラエルとイランの対立が激化し、原油価格が
今月初めに今年の高値を更新した後も高止まりしているため、
非常に脆弱
特に基礎原料を ドル建てで輸入しているファインケミカル企業。
投入コストが非常に高いため、収益性が圧迫される可能性。

中国の景気回復の道筋が不透明、
アリアンツは昨年から鉄鋼やFA、機械など中国へのエクスポージャーがある日本株の保有を減らしている。

アリアンツは、銀行とデベロッパーのオーバーウエートを維持
金融株を保有し続けることにした。
日銀が今年後半に再び利上げする可能性が高いためだ

日本株の次のカタリストは、向こう数週間に発表される第1四半期決算となり、
ハイテク株のパフォーマンスが改善するだろう。

円安なしでも、企業業績はAI関連銘柄や電子部品企業にとって
わずかながらポジティブだろう。
自動車メーカーのモメンタムは長期的に改善している