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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2018/09/08〜2018/09/12

ソフトバンクが買収した英アーム。同社はハードウエアだけでなくソフトウエアやサービスの開発強化を急いでおり、孫正義が描くAI戦略の中心的な存在といえる。このほか自動運転やビジネスチャットといった注目分野に強みを持つ会社に投資するなど、AIやIoTの基盤を牛耳ろうとする孫氏の狙いが見えてくる。

ソフトバンク・ビジョン・ファンドなどが出資する海外4社
企業名 業種 出資額
英アーム 半導体設計 310億ドル
米エヌビディア GPU開発 40億ドル
米ブレイン 自動運転 1億ドル

半導体からAI・IoTの企業へ
半導体回路を設計する企業から、ハードとソフト、サービスを取りそろえたAI・IoT企業へ。ソフトバンクが買収した後のアームは、その形態を大きく変えつつある。

アームは2018年8月2日、ビッグデータ分析の米トレジャーデータを買収すると発表した。狙いはIoTデバイスとそこから生成されるデータを統合管理するIoTプラットフォームの実現だ。IoTサービスを実現するパズルの最後のピースがトレジャーデータだったという。

米エヌビディア
自動運転のプラットフォーマー目指す
エヌビディアは2018年7月、自動車大手の独ダイムラー、自動車部品大手の独ボッシュとの提携を発表した。狙いはあらゆる環境で運転をコンピュータが担う「レベル5」の完全自動運転だ。

画像処理半導体メーカーとして1993年に創業したエヌビディアは、2007年ごろからスパコン向けチップにも進出。2018年6月には、米IBMと共同開発した世界最高速のスパコンをオークリッジ国立研究所で稼働させた。そして今、エヌビディアは自動運転のプラットフォーマーという新たな成長の道を進む。

米ブレイン・コーポレーション
自動運転AIをSaaSで提供
「あらゆる業務用の乗り物を自動運転機能搭載ロボットに変える技術を提供する」。ソフトバンク・ビジョン・ファンドが1億1400万ドルを出資する米ブレイン・コーポレーションの創業者は同社のミッションをそう語る。

ブレインが開発するのは、人間が運転する業務用の乗り物に自動運転機能を追加するソフトウエアだ。適用の第一弾として選んだのは「床洗浄機」。BrainOSを搭載する自動運転スクラバーはソフトバンクグループ子会社が2018年8月1日から日本でも販売を始めた。