ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)乃村工藝社【9716】の掲示板 2020/01/17〜2020/12/10

配当が一株利益とほぼ同等というのは意外でした。やはり創業家への忖度は存在するのかもしれません。

ここは2015年度まで遡って見ると、半分は売上が計画比僅かに未達です。しかし純利益は必ず計画を上回ってきました。故に純利益予測は見込める最低ラインと見て間違いないでしょう。

それにしても強気の売上計画と、反対に弱気の利益計画に思えます。現状の経済状態に加え、オリンピックを開催するとしても、来年2月までに売り上がる関連物件はそうはないでしょう。そもそも去年の売上は出来過ぎだと思うので別としても2018年、19年並みの売上計画は結構なチャレンジに思えます。薄利覚悟で受注確保を優先するという意思の現れでしょうか。とにかく受注を確保した上で、あとは物件ごとに原価率良化を図ろうという腹積もりでしょうか。売上目標がこの額だとして、もし上期と同程度の利益率を確保できるなら、ここまで利益額は減りません。手堅いというより、かなりサバを読んでいるように思えます。そのあたりを見透かした現状の株価なのかもしれませんね。純利益42憶円を予測して、PER20倍を市場が許容するなら株価700円あたりも計算上は成立しますが、いくら市場が浮かれているとしても、私には800円水準は行き過ぎのような気がします。