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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2021/01/08〜2021/01/12

新潟テレビ21
東京電力新潟本社の橘田昌哉代表は12日、柏崎刈羽原発7号機の安全対策工事が一両日中に完了すると公表しました。県の3つの検証も大詰めを迎え再稼働をめぐる動きが加速します。
新年のあいさつに柏崎市を訪ねた橘田代表は、「場合によっては明日にかかるかもしれないが、この一両日で終わる。新規制基準にかかわる安全対策工事が全て完了する」と、柏崎刈羽7号機の安全対策工事の完了について明言しました。
7号機は2017年に、新規制基準の適合性審査に合格。去年10月には工事計画と保安規定が認可され、国の審査をすべてクリアしました。安全対策工事が終わったことで、今後、東電は3月から4月ごろに、核燃料を原子炉に入れて制御棒の動きなどを検査する考えで、こうした起動前の検査が終了すると、技術的には再稼働が可能になります。
橘田代表は取材に対し「検査は目的やスケジュールを地元に説明する。再稼働に関しては地元の理解と同意が大前提」と語りました。
今後の焦点は地元の同意に移ります。柏崎市の桜井市長は「再稼働したいという申し入れが(東電から)出ると思う。それに対して市長としてしかるべき考えを答える。議会の議論を通して自分の考えを固める」と考えを示しました。
新潟県の花角知事は、県独自の検証の結果が出るまでは再稼働の議論はしないとしていますが、3つの検証委員会のうち、技術委員会は福島事故の原因について去年10月に報告書を提出。避難生活の問題点を調査してきた健康・生活委員会の生活分科会は、12日に検証結果を知事に提出しました。検証委員会の松井克浩副委員長は「極めて深刻な被害が生活に生じるということを、よく踏まえて(再稼働の是非を)考えていただきたい」と話しました。
健康・生活委員会の健康分科会と、避難委員会も取りまとめの方向に動いています。東電は検証の推移をみて、再稼働の同意を求める考えで判断の手続きを含め、県や立地自治体の動向に注目が集まります。