ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

KDDI(株)【9433】の掲示板 〜2015/04/15

  • 78444

    cap***** 強く売りたい 2013年11月8日 22:24

    >>78441

    今日、10月度の携帯純増数の発表があった。

    ▼10月度の携帯純増数
    【ソフトバンク】   22万9400件(内MNP:    8300件)
    【KDDI(au)】  15万8900件(内MNP:  8万3900件)
    【NTTドコモ】    3万7100件(内MNP: ▲9万3100件)

    一見、あまり変わり映えしない数値のようにも見えるが、10月度と9月度の実績差異を見てみるとある傾向が見てとれる。

    ▼10月度の携帯純増数-9月度の携帯純増数
    【ソフトバンク】   ▲4万1300件(内MNP: ▲1万4400件)
    【KDDI(au)】  ▲7万3800件(内MNP: ▲2万6900件)
    【NTTドコモ】   10万3900件(内MNP:  4万0000件)

    (参考)9月度の携帯純増数
    【ソフトバンク】   27万0700件(内MNP:  2万2700件)
    【KDDI(au)】  23万2700件(内MNP: 11万0800件)
    【NTTドコモ】   ▲6万6800件(内MNP:▲13万3100件)

    まず、KDDI(au)の純増数が▲7万3800件と物凄い勢いで失速を始めているのが目を引く。これに対し、NTTドコモは+10万3900件と凄まじい躍進で回復基調に乗せている。

    さらに、10月度の携帯純増数の内数を見ると、ソフトバンクとNTTドコモは販管費が嵩むMNP頼みの不毛な競争には早々と見切りをつけて独自の商品力・営業力を活かして潜在需要を喚起しマーケットを掘り起こしているのに対し、KDDI(au)は極度のMNP依存症にどっぷりと浸かって旧態依然とした競争展開に拘泥しているようにも見えて、両陣営の営業戦略には明らかな差異が生じているように感じられる。この傾向が来月以降も続けば、NTTドコモからのMNP転出は益々減少するだろうから、KDDI(au)が窮地に追い込まれて行くことは必定であろう。実際、KDDI(au)のMNP以外の純増数は、ソフトバンクやNTTドコモのそれと見比べると明らかに激減しており、このままでは先々の展望が全く開けて来ないようにも感じられる。その意味でKDDI(au)の営業戦略は失策というより無策・無能に近いものであるとの誹りを免れないのではないかとも思われてならない。いずれにしても時価総額や営業利益率など様々な指標を見ていると通信各社の基礎体力、健全性、成長性などが明らかな兆候として表れている(一定の方向性を示している)ようにも感じられる。それにしても、ソフトバンクの市場環境の変化を先読みした変り身の速さやメリハリをつけた競争展開など機智に富んだ機動力には舌を巻くほかなく、これにNTTドコモのまるで地鳴りでも聞こえてきそうな底力を感じさせる営業力でどこまで肉薄していけるのか、今後、この通信2強による競争展開から目が離せない。