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日本電信電話(株)【9432】の掲示板 2023/07/04〜2023/07/05

【信用買い方残高と売り方の残高が、投資家に与える心理的要因】

買い方の残高は、25倍以上あってもおかしくないところ、23倍となっていました。これは、買い方の4,100円から4200円買いの利益確定が、進んだのではないかと推測しています。

そのもう一方の、売り方は、つなぎ売りの数量と見られる残高が増加しています。

結果として、NTTの株主は、常識と、過去の経験から、賢明な選択をしている人の比率の方が、高かったとうかがえます。

誰かが指摘していたように、1日の売買代金の規模に対して、買い残高を消化出来るか否かが、本質的に大切な部分だと考えられます。

売買代金ランキングで言えば、常にトヨタ自動車を下回る規模で推移しています。本来、自動車産業と通信産業の違いはあれども、世界一の雇用賃金とグループ販売台数から来る総利益が、国内の通信網をほぼ寡占しているNTTは、顧客に対する地位が、自動車産業より強くなって当然だと、考えています。(強い支配力を持つ産業は、売買代金が多くなることから言えば、これは逆転現象が続いていることを意味します)

ご存知な方は少ないと思いますので、申し上げると、携帯電話は、アンテナまでを電波で飛ばし、アンテナより向こう側は、銅線で繋がっていて、太い動脈の部分だけ、光ファイバーが中継しています。電波は、短い距離だけを繋いでいるに過ぎません。

こんな強みを持っていてもなお、権利付き最終日近辺で伸び過ぎた価格の売却分が、アメリカ株の影響を受けない7月5日売買で、マイナスを露呈した真実の真相かと思われます。投資として最も大きな規模は、公的である年金の規模が大きく、彼らは、独立の物差し(相対評価と言うモノサシ)を持ち、高すぎれば、ウエートを落とすし、低すぎれば、ウエートを高めます。

その傾向は、長期のトレンドとなり、出現します。

現在は、高すぎると見てリスクを取って売却している可能性が高いと思われ、その現れが、7月5日の下げに出ていて、トレンドラインの出っ張りを修正している動きではないかと見ています。

したがって、4100円程度での停滞が中心ラインであった、25分割の理論値は、4100➗25 🟰 164円程度だと計算していますので、上下しながら、下げが続く展開だと見ています。また、下値のトレンドを4,000円とした場合、4,000➗25 🟰 160円となります。

分割を挟むと、株価の連続は、人間の感覚からすると、別次元に移行することが多いのですが、経済界に別の新しい流行が強力に出現するまでは、NTTの退屈な下げ足は、残念ながらしばらく続くと思われます。

持論ですが、その調整時間は、株式市場では、伸び縮みしています。

ツッコミが大きければ、早い回復となりますので、NTTの株主でいる人にとっては、早く下げて、調整期間が短い方が、良い結果となるかもしれません。