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第一商品(株)【8746】の掲示板 2020/03/12〜2020/03/15

「長期貸付金取引の実在性が問われている」ことについて

この会社平成22年―24年には、791百万,410百万,408百万の長期貸付金を計上していますが、25年が28百万、26年―29年は19百万、それ以降ゼロとしています。国税は本当は売掛金・利益をごまかして税金を低く抑える目的と見ているのに対し、会社は、グループ会社などの売掛金未回収分を貸付債権に変更していたとして、其の分、回収が見込めない貸倒引当金としては計上していると主張しているのかなと思いました。この会社、売上に対する貸倒引当の計上金額が毎年ハンパではないからです。
しかし、この形の場合、形式上は貸付状態が長期に継続しているということになりますが、財務会計上は返済不能がハッキリすれば貸倒損失の処理をせねばならないとされています。ところが、平成26年に294万の計上があるだけで、それ以降計上がありませんので、この点において不適切な会計を指摘されるでしょう。

一方、実は未回収分を別の処理で落としていたという疑も考えられます。それが、前回の発表にあった「使途不明金」の取り沙汰です。これは、領収書のない謝礼やリベート、接待交際費などの形で損金を処理するやり方のようですが、ここの会計処理にそれらしき痕跡があり、それに対し使途不明を指摘されたのかなとも思われます。このやり方は、融通の効くグループ企業相互間ではよくある手法のようですが、この場合、その全額を利益と見なされ課税対象になるかと思われます。

以上はいずれも素人(ゲス)の勘ぐりでしかありません。それにしても、検察に呼び出された訳でもなく、とんでもない不正が起きたという感じはしません。このまま行けば、恐らく国税に対し、第三者委員会の勧告通りの改善報告書を付けて、修正申告で追加税の支払い程度でチョンではないかと思われます。
しかし、穿った見方をするならば、これまで溜まったアカを業績の良い今期末で洗い流しておこうとする会社の意図的な仕儀かなとの猜疑心も働きます。とすれば、今期は相当好業績なのかと思いたくなりますよね。株価の乱高下、金価格の変動もまだまだありそうですが、期末発表の頃までにはBPS価格近辺(377円)までの戻りは期待できるかもしれません。