(株)ピーシーデポコーポレーション【7618】の掲示板 2020/02/28〜2021/11/16

　デポはサブスク型で月次売上気にしなくて良いので今年の4月から月次発表を止めたと言っていたんですが、本当にサブスク伸びてるの？って事で2Qの決算説明補足資料を見てみました。
　この資料の最初の方を見ると目指しているのは
1.サブスクは今後の需要増が見込め、売上に占める割合を50%→80%にしたい
2.収益性の高いNCS会員を四半期あたり純増1万人にしたい
という所でしょうか。
　その辺の実績が書いてあるのが14ページの表です。※マークの注釈番号がずれているのでなんだかなあですが、数字をチェックしてみました。
　なお、一番右の今後一年程度の目標値は、1Qの数字と一致していたので2022年3月期の通期での目標の様です。背景が黄色いのがNCS会員分、黒いのがサブスク全体の数値です。
　まずはAARの行にある売上高。この数字はこれまでに売り上げて来た実績ではなく、現状の状態で推移した場合の通期での売上の様です。サブスク全体の売上を見ると、1Qでは増加傾向にあったのですが、2Qでは減少しています。前期末より4億以上減っているのに、半年で20億増やすというのはかなり厳しいでしょう。
　NCS会員の売上については増加傾向にはありますが、こちらも半期で10億しか増えていないのに通期で27億増やすのは厳しいものと思います。
　次に会員数。計画では全体の会員数を落とさずにNCS会員にシフトさせる事を目指していた様ですが、2Qでは5000人減っています。NCS会員は半期で9000人増えていますが、残る半期で3.4万人増やすのは、やはり厳しいでしょう。
　次に会員当たりの月次売上額ARPU。NSC会員については順調に目標額をクリアしているのですが、サブスク全体では減少に転じています。収益性の高い筈のNSC会員の比率が増えているのに不思議です。単純にはNCS会員以上に毎月払っていた会員がいたが、NCS会員に移行する時点で毎月の支払額が下がったためと考えられますが、どうなんでしょうか。
　こうしてみると、商品販売からサブスク中心に移行し安定した経営を目指している様ですが、サブスクの方も前期の月次にも出ていた尻つぼみの傾向は継続している様で、この先どうなるのかなと心配になります。