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(株)大紀アルミニウム工業所【5702】の掲示板 2022/04/27〜2022/08/04

アルミ割増金、横ばい提示、7~9月、車生産に不透明感、資源大手
2022/06/11 日本経済新聞 朝刊 18ページ 513文字 PDF有 書誌情報
 海外資源大手と日本の圧延メーカーなどによるアルミニウム地金の7~9月期の割増金(プレミアム)交渉が始まった。売り手の資源大手が示した金額は1トン172~177ドルと、4~6月期に決着した172ドルからほぼ横ばいだ。自動車の生産調整が続いており、不透明な需要の先行きを踏まえて提示額を抑えた。
 割増金は圧延メーカーなどの買い手が資源大手からアルミ地金を買う際、国際指標のロンドン金属取引所(LME)の地金価格に上乗せして払う。具体的な額は運賃や手数料を踏まえて四半期ごとに交渉する。域内のアルミ需給も加味して決まるため、欧米やアジアといった地域ごとに異なる。
 半導体不足やサプライチェーン(供給網)の混乱を背景に、自動車産業は生産調整が続いている。中国で2カ月あまり続いた都市封鎖(ロックダウン)が解かれ、サプライチェーンの混乱も解消していくとみられるが、自動車向けの引き合いが弱く、先行きには不透明感も漂う。
 圧延メーカーや商社からは、1トン140ドル台で推移するスポット(随時契約)価格との乖離(かいり)を指摘する声もある。「資源会社からの提案価格はすでに160ドル前半まで下げられている」(関係者)といった声も聞かれる。