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楽天グループ(株)【4755】の掲示板 2024/02/18〜2024/02/19

<ズバリ予想>(今後の株価が下がる理由をコメントする)

ホルダーの皆さんには悪いが、今回の決算内容は決して褒められたものではない。
楽天モバイルはMVNOで良かったのだ。MNOに参入した時点から楽天の牙城は切り崩されている。株価に関して期待する声も多いが、同社がMNOへ参入を開始したのは2020年(新型コロナの時)である。株価に関してはそれ以前の2018年まで遡っても700~800円。嘘だと思ったら2018年6月1日のチャートを見るとよい。
今はそのMNOに投資した1兆2,000億円という設備投資が同社の足を引っ張っている。つまり、今の株価が800円超になる為にはこのお荷物(設備投資)が邪魔なのである。三木谷氏は社債の借り換えにより2024年のリファイナンスは完了したとコメントしている。『リフィファイナンス』というと聞こえが良いが、その意味は『負債を新たな負債に組み換える』という意味だ。つまり、『2024年の自転車操業は成功した』と言っているに過ぎない。2024年と2025年の2年間だけでも総額8,400億円を償還しなければならないが、普通の企業であれば民事再生申請してもおかしくないレベルであり、5兆円ともいわれる楽天経済圏の存在が社債を購入する投資家の心の拠り所になっていると思われる。また、今年2月に新たに発行した社債2,650億円の金利は12.125%と消費者金融よりも高いことも忘れてはならない。そして、その満期は2027年とつい3年先の話である。東芝はかつて7,000億円の海外原発損失の際に3日連続ストップ安を演じ、株価は465円から235円まで下がったが、それと同程度のダメージを楽天Gは抱えていることになる。銀行借り入れができないことも問題であり、それゆえ、S&P社の格付けは『BB』(投機対象)であることも忘れてなはらない。今はTOBへの期待もあり株価が騰がっているが、最悪のケースも想定しておくべきである。ちなみに、この3日間の株価上昇は機関による踏み上げであり、純投資されたものではないことも付け加えておく。