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日経新聞より～♪済性か安全保障か、5G基地局で揺れる欧州　MWC開幕
世界最大級の携帯見本市「MWC19バルセロナ」が25日、開幕した。次世代通信規格「5G」の基地局を巡り、中国の華為技術（ファーウェイ）と欧州のノキアなどが火花を散らした。5Gは各国の競争力を占う産業基盤になり得る一方、米国は安全保障の観点から中国企業の排除を訴えている。欧州の通信大手はインフラ整備コストなど経済合理性と「政治判断」の間で揺れている。





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5Gは2019年から米国や韓国などで本格的な商用サービスが始まる。高精細な動画配信など個人向けサービスだけでなく、遠隔医療や自動運転などデジタル経済の基盤になる。基地局はその中核インフラだ。

ファーウェイは否定しているが、米政府は「スパイに使われている」と同社製品の排除を決定。オーストラリアが追随したほか、日本も安全保障上のリスクがある情報通信機器について調達先などから事実上排除する方針を掲げている。一方、欧州では中国政府による東欧への経済支援など経済的な結びつきも強く、政府や企業の対応が注目されている。

「5Gの波は世界を席巻する。通信会社に新しいビジネスチャンスをもたらす」。ファーウェイで通信会社向け事業を率いる丁耘（ライアン・ディン）専務取締役は24日のフォーラムで、19年中に欧州など3地域で5Gのサービス開発などを支援する研究所を新設する計画を表明した。

ファーウェイの基地局は競合より2～3割安い低価格を武器に、欧州（中東、アフリカ含む）で約4割のシェアを持つ。17年の研究開発投資は約1兆5千億円とエリクソンやノキアのほぼ倍。近年は技術面でも先行し、すでに5Gの携帯基地局設備で約30件の商用契約を結んでいる。

24日のフォーラムでも英ボーダフォンのスペイン法人に加え、ノルウェーのテレノール、スイスのサンライズといった欧州各地の通信会社の幹部がファーウェイへの協力姿勢を示した。

欧州勢は巻き返しに出る。「これからの5Gはセキュリティーが最重要だ」。24日、記者会見したノキアのラジーブ・スリ最高経営責任者（CEO）は自社の機器の安全性を繰り返し強調した。

同社はこの日、豪通信大手オプタスと同国初の商用5G開始に向けた協力提携を発表。オプタスのアレン・リューCEOは1月に「純粋に技術面から見れば5Gではファー