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武田薬品工業(株)【4502】の掲示板 〜2015/04/28

>>64032

仰るとおりで皆さん良くご存じでしょうが、逮捕者まで出したノバルティス社と関係の深い日本の大手製薬会社もあります。
武田薬品とは形のうえでは商売敵ですが、どこも同じような体質ではないでしょうか。
現在、日本には大手の総合医薬品メーカーからベンチャーまで、過剰なまでに製薬会社が乱立しています。
遅かれ早かれ医療制度改革は必要なものと、国民の意見は一致しているように思われます。
そこで医療制度改革が断行されれば、何が起こるかということが気にかかるところです。
あなたが仰るとおりで、日本の製薬業界は国の制度で保護され、儲かる商売です。
これから医療費が制約される訳ですから、当然のことながら役に立たないベンチャー等は淘汰され、自動車産業に象徴される日本の他の基幹産業みたいに、国際競争力を備えたいくつかの少数精鋭企業に集約されていくと思います。
しかし製薬業界は異質で、他の業界のように簡単にはいかない部分があります。
それは国民の生命を担っているというところです。
医療制度改革により医療費負担を少しでも軽くしたいと思うのは、誰もが望むところです。
具体的にお話しすると、これから国民の何人かに一人の割合で発症すると言われている癌は、実効性の高い新薬が1g何百万円という大変高価なもので、それらの多くを外国の製薬会社から輸入しています。
新薬の研究開発には莫大なお金がかかりますので、特許が切れるまでに開発費用を回収し、利益まで出そうと思えば、決して割高の価格ではありません。
問題提起されているデータのねつ造は困りますが、新薬の開発を止めてしまうのは大きな問題があります。
ジェネリックにすればよいとの意見もありますが、そうなれば日本では時代遅れの治療しか受けられず、最先端の医療は外国の企業に委ねるという事態を招きます。
言い換えれば国民の命を外国の企業に委ねると言っても、過言ではありません。
日本の食糧自給率が50%を割り込んでいると言われれば、不安な気持ちになる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
医療もそれと同じで、日本人の病気を50%以上外国の医薬品に直してもらう事態になれば、不安ではないでしょうか。
国民のための医療制度改革で、国民の生命が脅かされるのは本末転倒といえましょう。
しかし医療制度改革は、遠からず必ず断行されます。
そうなれば不必要な企業は淘汰され、真に開発力・競争力のある企業のみ生き残れるのですから、医療費が少々制約されても、これまで無駄にばらまかれてきたお金が実効性のある企業に集約されるのでないでしょうか。
ですから医療費が制約されようが、これを分配する企業も少なくなりますので、国民が必要とする企業の利益は、かえって増加すると思います。
これは何も一部の企業による利益の寡占化を意味するものではなく、そうしないと日本の製薬会社は、新薬の開発で海外の企業に勝てないと思います。
あなたが仰るような日本の医療制度に巣食う企業は、退場させなければなりません。
しかし私には、武田薬品が国民に不必要な企業とは思われません。
武田薬品は国家が医療制度改革という大鉈を振るうまえに、他社に魁て自らが改革を進め、国際競争力を高めようとしているのではないかと思います。
今日の改革を長い目で見れば、先見の明があったという日が必ず来るのではないでしょうか。
私は武田薬品と私も含めた株主の皆さんに、幸多からんことを祈っています。

  • >>64033

    淘汰された方が良いかと言えば、ワシはノーです。
    中堅でもとても良い薬剤がある。
    これは規模が大きいから良い薬ができるのでは無いということ。
    研究者が優秀で数が多ければ良い薬ができる確率が上がるだけで様々な企業が切磋琢磨して生み出すもの。
    この手の開発は運も必要ですからね。
    また、日本の小さな人口で外資企業が日本に参入するには訳がある、それが国民皆保険。
    外資の魅力が無くなれば医療水準が下がることは間違いない。
    それは内資も同じように言える。
    今の医療制度のお陰で、こんな小さな日本で国内で基礎研究から臨床試験を経て医薬品を上市ができることが素晴らしいとワシは思える。
    基礎研究から臨床試験をこなすことができる国は極少数なのだから。