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(株)フィスコ【3807】の掲示板 2018/09/29〜2018/10/05

テックビューロはテックビューロホールディングスを分割型の新設分割により分社化しているため、分割法人であるテックビューロが分割承継法人であるテックビューロホールディングスに事業資産を移転する際に、テックビューロの株主がテックビューロホールディングスから株式を引き受けている。

従ってテックビューロとテックビューロホールディングスは支配関係にある親子会社関係ではなく、大株主である朝山氏やフィスコ・インフォテリア・カイカなどがそれぞれの株式を持ち合う兄弟会社関係(株主構成が同じなのはそのため)にあるためお互いが支配関係を持たない。

つまりフィスコがテックビューロの株式の過半数を取得した場合、黒字部門と考えられる信用取引や独自の取引板であるAir FX取引で手数料を徴収して収益を上げている仮想通貨取引所ZaifとICOで109億円の売上計上(見解が分かれる)をした国内ICOソリューション事業が連結に組み込まれ、赤字部門と考えられる将来の収益獲得のための先行投資であるプライベートブロックチェーン『mijin』の開発事業やCOMSA事業のうちソフトウェア開発事業は連結から除外される。

またテックビューロホールディングスからは共同株主として何らかの形で技術提供を受けられるため、今回の資本業務提携は株主の利益に繋がり自社の業績向上にも繋がるのでフィスコにとってはまたとない好条件と言える。
特に仮想通貨取引所Zaifは現物取引のみで手数料を徴収していないFCCEの前期の営業損益が年換算ベースで120百万円の黒字であったことを考えると、FCCEよりも圧倒的に出来高が多く利益を出せる手数料体系をしていることから大きく業績に寄与することが期待される。

フィスコは12月決算企業であるため10月の初めに正式合意(月内に合意を目指すとしているのはテックビューロであり、フィスコ側は合意には慎重な姿勢を持っている)に至った場合は3か月分のテックビューロの業績が連結財務諸表に加算されるため業績の持ち直しがあると見られ、また事業のシナジー効果もあり、年末に向けて株価の上振れ余地が十分にあるということが言えるでしょう。