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(株)SUMCO【3436】の掲示板 2021/10/28〜2021/11/09

>>1026

グリーンフィルドや価格についての詳細はまたにしますが、さむ子は次のようなコメントをしています。

さむ子はこれまでの契約を再改定し、EW、PWを含めて22年~26年までの5年間の長契を結んだ。長契比率についてはコメントしていませんが、設備投資資金を早期に回収するために契約比率を高めたようです。価格は22年から上昇。また、契約について、仮に需要が減った場合、TSMCなどの顧客から「(信越など)他社の購入量を減らしてもさむ子との契約数量は守る」など契約条件に縛りをかけた。

最先端のEWの需要が価格を含めてウエハー市場を牽引していく。PWについては既に18年のサイクルで十分に価格が上がっているので、それほど伸びない。つまり、信越の価格交渉や増産方針がスッキリと決まらないのはPWの需給と価格がネックになっていると言っています。同様に、このことがGWがグリーンフィルドに踏み切らない理由になります。シルトロニックについては最先端品の開発競争から脱落し、EWの最先端品を量産できるのはさむ子以外では信越だけだとも言っています。

最先端品の需要は強く今回の増産(伊万里で20万枚/月)だけでは足りないと顧客から言われている。しかし、プラーやクリーンルームなどウエハーの製造装置をつくる三菱マテリアルテクノなどのサプライヤーの供給力に限界があるので、装置や設備の増産が進まず、このままではウエハー不足が半導体市況のボトルネックになる可能性がある。ウエハー(特にEW)の過剰供給よりも、供給不足を心配している等々といった感じです。

長契はこれまでの契約の再改定を含めて22年~26年までの5年間。伊万里の5㌨以下の最先端EW向けの新建屋のキャパは50-60万枚/月で、23年から24年にかけて10万枚/月づつ、計20万枚の逐次増産を行う(フル稼働は25年を予定)。これ以降も逐次増産を続ける。また26年までにグリーンフィルドの資金回収ができれば、今回の新建屋のキャパでは、再度不足する可能性があるので、また新たに新「新建屋」をつくる。これを見越した資金調達のための増資だと言っています。それほど先端ロジックの需要が強く、価格の当然上がると言っていますから極めてポジティブな内容です。