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(株)フジタコーポレーション【3370】の掲示板 2019/10/22〜2019/11/22

2019/11/21 19:30
―「五輪競技の華マラソン」「カジノ誘致」「新幹線の延伸」で雄叫び上げる銘柄群を追え―

●カジノ大手が苫小牧に熱視線

 相次ぐビッグイベントのなかでも、最も経済効果が大きいと注目されているのがカジノを含むIRだ。国土交通省が9月24日に発表した全都道府県と政令指定都市への意向調査では、IRの誘致に関して「予定している・検討している」と回答したのは8地域・9自治体で、具体的には北海道、千葉市、東京都、横浜市、名古屋市、大阪府・市、和歌山県、長崎県となっている。

 政府発表によると、地方自治体からの認定申請は21年1月4日から7月30日まで受け付けるとしていることから今後、名乗りを上げる自治体は増える可能性はあるが、現在のところで候補地は、25年の大阪・関西万博開催までにIRを開業したいと前傾姿勢の大阪周辺と、東京都や横浜市、千葉市などの首都圏、それ以外の地方に大きく分けられる。

 とりわけ北海道は、米カジノ大手モヒガン・ゲーミング・エンターテインメント(MGE)が今年6月、苫小牧市におけるIR事業構想案として、35億~45億ドルを投じると発表。また、米ハードロック・インターナショナルや米ラッシュ・ストリート、カナダ系のクレアベスト・ニーム・ベンチャーズなども相次ぎ苫小牧市に事務所を開設しており、海外カジノ大手からも有力候補地とみられているようだ。

●苫小牧に本社を置くフジタコーポなど注目

 認定区域の決定は21~22年の予定であることから、まだ思惑が先行する段階であるものの、「北海道カジノ」に関連する銘柄は、他のカジノ関連株に比べても注目余地がまだ大きい。

 その一つが苫小牧に本社を置き、ミスタードーナツなどのフランチャイジーであるフジタコーポレーション <3370.T> [JQ]だろう。同社は苫小牧にIRが誘致されれば、飲食や物販などでメリットが大きい。今月12日に発表した第2四半期累計(4-9月)単独決算は、営業利益900万円(前年同期4100万円の赤字)となり、従来予想の1400万円を下回って着地したものの、20年3月期通期予想は同5100万円(前期7700万円の赤字)を据え置いた。タピオカドリンク専門店「瑪蜜黛(モミトイ)」などの積極出店が寄与する見通しだ。