投稿一覧に戻る (株)ディー・エヌ・エー【2432】の掲示板 2018/02/06〜2018/02/15 349 tat***** 2018年2月9日 06:38 2432 : コンテンツ制作・配信 東証1部 トップ ニュース チャート 株価 業績・財務 企業発情報 企業概要 株主情報 コンセンサス ディーエヌエの18年3月期、営業益16%増 会計処理が押し上げ 主力のゲーム事業は低迷 2018/2/8 22:00 ディー・エヌ・エーは8日、2018年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比16%増の269億円になりそうだと発表した。野球を中心としたスポーツ事業が好調だ。海外子会社の清算に伴い、一時的な利益が発生したことも業績を押し上げる。もっとも主力のゲームは低迷。新規事業でも赤字が続く中、中期的な成長戦略には不透明感も漂う。 「横浜DeNAベイスターズが日本シリーズに進出した効果が出た」。同日記者会見した守安功社長は胸を張った。球場の稼働率は98%にのぼるという。18年3月期、スポーツ事業の売上高は2割増える見通しだ。 ただ18年3月期の増益は、一時的な要因によるものも大きい。ゲーム開発を手掛ける欧米子会社の清算が完了。為替相場が買収時よりも円安に進んだため、国際会計基準に従い為替差益を約106億円計上した。こうした特殊要因を除けば、18年3月期の営業利益は、約3割減少する見通しだ。 背景にあるのは、売上高全体のうち約7割を稼ぐゲーム事業の低迷だ。自社開発の「逆転オセロニア」で、かき入れ時となる年末に新規の利用者獲得が想定よりも進まなかった。「広告宣伝の手法に問題があった」と守安社長は振り返る。ゲームの不調が続けば、今後のディーエヌエの成長戦略には黄信号がともる。 ゲーム事業の強化に向けて、ディーエヌエは任天堂と提携。共同開発し、17年に配信を始めた「どうぶつの森 ポケットキャンプ」などのスマートフォン(スマホ)ゲームは好調だ。しかし、市場では「自社の据え置き型のゲームが好調な任天堂は、ディーエヌエと開発するスマホゲームのもうけにはあまり関心がない」との見方がある。 ディーエヌエは、13年ごろから従来型携帯電話(ガラケー)で遊ぶブラウザーゲームの収益が悪化し、新規事業の育成を進めてきた。 その一環として取り組んできたのが、16年の終盤に著作権問題などが発覚したまとめ記事サイト(キュレーション)事業。多くのサイトはまだ非公開のままで、同事業の成長が見込めない。守安社長は「20年までにゲームに匹敵する収益の柱の礎を作る」と新たな収益源の育成に必死だ。 最近では、タクシーの配車サービスなど「一部では芽が出てきた新規事業もある」(守安社長)という。ただ先行投資負担が重く、18年3月期は新規事業全体で50億円強の営業赤字となる見通しだ。 ディーエヌエの株価は8日時点で、16年末と比べて1割超下落している。市場の評価を再び高めるには、主力のゲーム事業の底上げに加えて、安定した新たな収益源の確保という戦略の進展が欠かせない。(渡辺夏奈) 電子版トップ日経会社情報デジタルトップ そう思う8 そう思わない3 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
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ディーエヌエの18年3月期、営業益16%増 会計処理が押し上げ
主力のゲーム事業は低迷
2018/2/8 22:00
ディー・エヌ・エーは8日、2018年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比16%増の269億円になりそうだと発表した。野球を中心としたスポーツ事業が好調だ。海外子会社の清算に伴い、一時的な利益が発生したことも業績を押し上げる。もっとも主力のゲームは低迷。新規事業でも赤字が続く中、中期的な成長戦略には不透明感も漂う。
「横浜DeNAベイスターズが日本シリーズに進出した効果が出た」。同日記者会見した守安功社長は胸を張った。球場の稼働率は98%にのぼるという。18年3月期、スポーツ事業の売上高は2割増える見通しだ。
ただ18年3月期の増益は、一時的な要因によるものも大きい。ゲーム開発を手掛ける欧米子会社の清算が完了。為替相場が買収時よりも円安に進んだため、国際会計基準に従い為替差益を約106億円計上した。こうした特殊要因を除けば、18年3月期の営業利益は、約3割減少する見通しだ。
背景にあるのは、売上高全体のうち約7割を稼ぐゲーム事業の低迷だ。自社開発の「逆転オセロニア」で、かき入れ時となる年末に新規の利用者獲得が想定よりも進まなかった。「広告宣伝の手法に問題があった」と守安社長は振り返る。ゲームの不調が続けば、今後のディーエヌエの成長戦略には黄信号がともる。
ゲーム事業の強化に向けて、ディーエヌエは任天堂と提携。共同開発し、17年に配信を始めた「どうぶつの森 ポケットキャンプ」などのスマートフォン(スマホ)ゲームは好調だ。しかし、市場では「自社の据え置き型のゲームが好調な任天堂は、ディーエヌエと開発するスマホゲームのもうけにはあまり関心がない」との見方がある。
ディーエヌエは、13年ごろから従来型携帯電話(ガラケー)で遊ぶブラウザーゲームの収益が悪化し、新規事業の育成を進めてきた。
その一環として取り組んできたのが、16年の終盤に著作権問題などが発覚したまとめ記事サイト(キュレーション)事業。多くのサイトはまだ非公開のままで、同事業の成長が見込めない。守安社長は「20年までにゲームに匹敵する収益の柱の礎を作る」と新たな収益源の育成に必死だ。
最近では、タクシーの配車サービスなど「一部では芽が出てきた新規事業もある」(守安社長)という。ただ先行投資負担が重く、18年3月期は新規事業全体で50億円強の営業赤字となる見通しだ。
ディーエヌエの株価は8日時点で、16年末と比べて1割超下落している。市場の評価を再び高めるには、主力のゲーム事業の底上げに加えて、安定した新たな収益源の確保という戦略の進展が欠かせない。(渡辺夏奈)
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