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(株)メディネット【2370】の掲示板 2021/08/17〜2021/08/19

メディネット酷い会社
投資家諸氏のご参考まで、コピペを貼り付けておきます。

★メディネット(2370)が、2021年8月16日にMSワラントで増資をおこなうと発表しました。増資で得た資金は、CDMO事業等拡大に向けた細胞培養加工施設の拡充に係る設備投資資金などに使う予定です。今回のMSワラントによって、1株あたりの価値が最大で19.13%※1希薄化する見込みです。
※1 2021年6月30日現在の発行済株式総数177,730,423株に対する希薄化率です。
このほか、MSワラント発行企業の最新情報はこちらをご覧ください。

上場企業が資金調達をする方法は、一般的に2種類あります。
1つは、新たに株を発行して投資家から資金を集める「公募増資」、もう1つは「銀行からの借り入れ」です。 しかし、赤字が続く企業は信用力が落ちているので、これらの方法では資金調達ができません。そこで、やむを得ず「特典をつけて安くするから、株を買ってください!」といって、買い手(引受先)がお得になる条件をつけた、株を買う権利を発行します。これが「MSワラント」です。
タイトルに「悪魔の増資」と書きましたが、最大の理由は、すでに投資をしている株主が損をする増資だからです。そして、引受先である証券会社などが、確実に利益を得られるようになっています。投資家にとってデメリットが多いので、「悪魔の錬金術」ともいわれています。

MSワラントの仕組み

MSワラントとは、「Moving Strike Warrant(ムービング・ストライク・ワラント)」の略で、日本語に直すと「行使価格修正条項付新株予約権」です。要約すると、「前日の株価終値よりも安い価格で購入できるように、毎日購入価格を修正する新株予約権」となります。
つまり、前日終値が1,000円の日は900円で新株を購入でき、前日終値が900円に下がってしまったときは810円で新株を購入できる、というしくみです。MSワラントを引き受けるのは主に証券会社なので、証券会社にとって有利な条件を付けたものとなっています。
それでは、MSワラントを発行する具体的な手順の例を見ていきましょう。

①株価1,500円の会社が、「発行価格決定日の株価×0.9」で、証券会社に対してMSワラントを発行することを発表

②証券会社はMSワラントで手に入れる予定の新株1,000株分だけ空売りして、MSワラントの発行価格決定日までに株価を1,500円から1,000円に下げておく

③発行価格決定日の株価1,000円をもとに発行価格が900円に決まり、証券会社は900円で新株1,000株を手に入れる

④空売りの返済に、900円で手に入れた新株を充てる

⑤証券会社は、600円(=1,500円 - 900円)×1,000株=60万円の利益が手に入る

このように、証券会社は最終的に60万円分の利益を確実に手に入れることになります。
既存株主にとっては、②のタイミングで株価が1,500円から1,000円に下がるため、1,000株持っていた場合には、500円×1,000株=50万円もの損をします。さらに、証券会社が新株を取得した直後に株式市場で売ってしまうため、株価が下がってしまいます。極めつけには、発行済み株式数が増えることで、「1株あたりの利益」が小さくなってしまう(希薄化する)ため、「1株あたりの利益×市場の期待(PER)」で計算される株価が下がっていきます。

2021年にMSワラントをおこなった銘柄事例

発表日銘柄名
(銘柄コード)希薄化率割当先2021/8/16メディネット
(2370)19.13%マッコーリー・バンク・リミテッド