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投稿コメント一覧 (154コメント)

  • 空中基地局時代に突入

    ソフトバンクの最大の問題はスプリントであり、そのスプリントの最大の弱点はLTEエリアである。
    広大なアメリカにLET網を早急に安価にどう構築するかである。
    これを解決する技術が衛星基地局のようだ。
    最も地球から遠く、エリアが広い衛星で一気に他社に追いつき追い越すのである。

    空中基地局はいろいろ試験されている。ソフトバンクが開発を進める気球風車(私はアメリカで昨年中にも進めると思っていた)をはじめグーグルやフェースブックも衛星、ドローン、気球などの空中基地局を検討している。


    これらの技術は今後インドやアフリカなどの通信網に利用されるだろう。また、世界の通信網は提携などで世界中に通信網構築するであろう。

    その先頭がソフトバンク(グーグルと提携)である。

    通信衛星を利用したLTE高速無線中継回線の実用化に向けた検証試験に成功 
    ~2016年中に商用環境でのサービス提供を目指す~  2016年2月16日
                     ソフトバンク株式会社http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2016/20160216_03/

  • 意外と強くない米国2強

    今回の決算発表で米国各社のネットワークについて、輻輳を起こしていることが述べられた。
    これは深刻な問題であり、容量が限界に近いことを示しているのであり、ネットワークを再構築しないと解決できない課題である。
    この事実は先行の2社は意外に脆いと言える。

    ここ点は孫さんの最も得意とするところで、ソフトバンクは従来の常識であった「マクロセル」を「マイクロセル」化でトラフィックに強い通信網構築してきた。
    すでに一部の大都市だけであるが、ソフトバンク買収後に作った通信網はトラフィックに強いのである。

    もう一つ、スプリントの通信網の弱点はカバレッジであるが、この解決方法は基地局を作れば良いだけである。日本でもプラチナバンドを持てない時期は大苦戦をしたが、取得後は一気に解決した。
    アメリカでは広大な大地が難敵であり、低コストで迅速に構築できることが最大の課題である。
    安く、早く増やす方法が空中基地局と思っている。ここ点は年末には明らかになるであろう。



    孫さんの決算説明会での話

    スプリントの次世代ネットワーク構築のための具体策については本日の記者会見で詳細が語られることはなかったが、孫氏は「キーワードは2.5GHz」とした。
     「2.5GHzは他の電波よりも距離が飛ばないので、数をたくさん打つことになるだろう。ただ、バンド幅が120MHzというユニークなキャラクターを持っているので、これは料理の仕方によっては強力な武器にできる。現在考案しているネットワークのプランは、その特徴を活かした設計になっている。カバレッジを良くするのは当然であり、マストだ。これは800/900MHzで競合社に追いつく。ただ、それだけでは“追い越す”ことまではできない。その鍵は2.5GHzにあると思っている。2.5GHzで他社を上回るスピードとキャパシティを生み出したい。いまアメリカでは4社のネットワークが輻輳(ふくそう)を起こしていて、とてもつながりにくい状況になっている。特に大都市では恐ろしいほど接続品質が低下している。当社がスプリントと作ったネットワークはさくっとつながる。2.5GHzにより、大容量のキャパが持てるものに生まれかわるだろう」と、孫氏は最後に米国進出の成功に向けた抱負を語った。

  • 空中基地局で大逆転だ

    株主総会で孫さんは「スプリントについてはさまざまな対策を打っている。特にネットワークがいちばんにならないといけない。昨日も夜10時から1時半くらいまで技術の責任者と次のネットワークの設計について打ち合わせしていた。今はいいものができたと自信がふつふつと湧いてきたところ。心が燃えて踊っている。ちょっと、見ていてください。」と言っている。
    次のネットワークとは何か? 私はずばり「空中基地局」と思っている。
    広大なアメリカの大地に従来の鉄塔の基地局を作るのは膨大な費用と時間がかかるので、昨年末に一旦実質的完了宣言行ったのであろう。
    同時期、浮遊風車の会社へ出資し、一年後の商業化を目指すとしていた。
    以前から、基地局建設で一番高いのは鉄塔の建設費だと孫さんは言っていたので、金も時間もかけずに広大なアメリカにLTE網を一気に張り巡る妙案、これが空中基地局である。
    ソフトバンクの最大の懸念はスプリントの最大の弱点は通信網である。
    現在のアメリカの通信網は日本より遥かに遅く、スプリントが日本並みの高速LTEの通信網を構築すれば他社より高速になり最強の通信網になるのである。
    最弱が最強になればスプリントの飛躍は確定である。

    気球ならぬ「浮遊風車」、2015年に1基200kWを目指す
    http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1503/24/news123.html
    米Altaeros Energiesはヘリウムの浮力を利用して空中に浮かべる形の風力発電を開発中だ。出力が増え、設置コストが低いという。ソフトバンクは2014年12月5日、同技術の開発と商用化支援を目的として、同社に700万米ドル(約8億4000万円)を出資すると発表した。携帯電話の通信基地局を兼ねた空中発電所が実現しそうだ

  • スプリント基地局の実質的完了宣言の真意は?

    昨年12月初旬にスプリントのCFOが「Sprint's LTE Network Is 'Substantially Complete,'」(実質的完了)を宣言した。
    最も繋がり易さに影響する800MHz(バンド26)は人口カバーでわずか1億人である。(アメリカの人口3.2億人)
    これで完了宣言とは一体どういうことであろうか?

    同じ時期に空中風力発電の米Altaeros Energiesに出資を行っている。
    「当社(Altaeros Energies)としてはこの1年で技術を実用化したい。」している。
    また、ソフトバンクがAltaeros Energiesに出資する理由はこうだ。「新規事業の創出を狙う。当社の本業である通信事業と、現在力を入れている発電事業。これらとの親和性が高い新事業が生まれると考えたからだ。Altaeros Energiesのような技術を商用化している企業は世界に1つもない。商用化後には量産、通信とのシナジーへと進んでいくだろう。国内では空中で発電するとともに通信機器を搭載し、(携帯電話の)通信基地局として運用するといった実用化の可能性があると考えている」

    広大なアメリカの大地に隈なく基地局を建設するのは膨大な費用や時間がかかり、容易ではない。このまま従来法で基地建設を行っても一年では理想的な通信網とは程遠いであろう。
    今、一旦基地建設を終わらせて一年後に空中基地局で一気に全米展開する方が費用はもちろん完成までの時間もかからないであろう。(空中基地局に集中出来るので)

    私はこの様な方針になったので'Substantially Complete,'(実質的完了)を宣言したと思っている。




    Sprint's LTE Network Is 'Substantially Complete,' CFO Says
    http://www.eweek.com/networking/sprints-lte-network-is-substantially-complete-cfo-says.html
    気球ならぬ「浮遊風車」、2015年に1基200kWを目指す (1/2)
    http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1412/08/news038.html

  • ソフトバンクが地方への攻勢を強めそうだ。
    以前のソフトバンクは地方回線網の穴が多かったため、攻勢に出にくかったが、回線網の整備が進み一気に地方での攻勢を進める体制を整えている。

    その手始めがオプトロムを通じ農協と協力のようだ。


    ソフトバンク、JAと実質提携により農協で携帯電話販売か 苦戦の農村部で販促攻勢
    http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140923-00010002-biz_bj-nb
    「(オプトロムの)100%子会社である株式会社オプトガイアが、テレコムサービス株式会社と紹介店斡旋契約を締結」したと発表した。業界関係者によると、「これは全国の農協がソフトバンクの携帯電話販売に乗り出すことを意味する」という。


    テレコムサービス株式会社との紹介店斡旋契約締結のお知らせ
    http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20141009/8x8k6z/140120141009056155.pdf

    弊社の100%子会社である株式会社オプトガイア(以下「オプトガイア」といいます。)が、テレコムサービス株式会社(以下「テレコム社」といいます。)と、平成26 年9月1 日付で紹介店斡旋契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

  • 米ヤフーはすでに投資会社ですね。

    株主も見返りさえあれば、納得するでしょう。

    問題はアリババでソフトバンクの保有割合が大きくなり過ぎるのは嫌うでしょう。

    成否のカギはアリババが自社株を買うかです。
    (IPOした今でも買いたいか?)

  • 現在、ソフトバンクの時価総額は8兆6843億円であるが、アリババとスプリントの保有株だけで9兆6713億円であり、日本の事業の価値はゼロ以下と言う摩訶不思議な現象が起きている。

    これと同じことが米ヤフーにも起きている。
    米ヤフーの時価総額は4兆878億円であるが、アジア資産(アリババとヤフージャパン)の資産は4兆1370億円と時価総額を上回っている。

    仮にソフトバンク持つアリババ株の16.3%をアリババに売り、アリババIPOの利益5000億円を足すと4兆4595億円となる。
    これで米ヤフーを買収出来たとすれば、売った分のアリババ株は同じだけ保有株となるので、ただで手に入れられる計算となる。

    勿論、こんな計算通りには行かないであろうが、相当安く買収出来る可能性は大きい。

    孫さんは「米ヤフーを売らなければ良かった。」と言っており、米ヤフーを手に入れたいと思っている。
    これほどの良いチャンスは無いと言える。


    米ヤフー アリババ保有率 16.3%×22兆3131億円=3兆6370億円
    ヤフージャパン株  35.4% ×2兆3235億円=8225億円
      アジア資産合計               4兆4595億円

    ソフトバンク  アリババ保有率 32.4%


    ヤフーインク (YHOO) 株価/株式情報 銘柄詳細
    http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=YHOO:US

    アリババ・グループ・ホールディング (BABA) 株価/株式情報 銘柄詳細
    http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=BABA:US
    ヤフー(株) http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4689.T

  • 「米ヤフー買収もあるかな?」と思っていたが、吸収合併なら渡りに船の良い話である。
    米ヤフーはアリババ売却で膨大な資金を持つが、本業のビジョンが行き詰まっている。
    一方、孫さんは米ヤフーに対し「売らなければ良かった。」と発言している。

    (アリババ株の行方も含めて)、まとまるかも!


    ヤフーCEOに圧力-投資顧問会社がソフバンクとの合併提案
    http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NCOQ066JTSEF01.html
    別の投資顧問会社からソフトバンクとの合併を提案された。
    オルタナティブ・インベストメント・マネジメント・アンド・リサーチ(ジュネーブ)は29日、マイヤーCEOとソフトバンクの孫正義会長に書簡を送付し、ヤフーとソフトバンクの合併を訴えた。
    ・・・、「ヤフーは現経営陣よりも孫氏の監督とビジョンの下ではるかに業績が改善するとわれわれは考える」

  • もう少し詳しく検討しよう。

    誰もが知っている様にソフトバンクの最大の問題点は巨大な負債額である。

    2014年3月で9兆1700億円、一年前の2013年3月は3兆7078億円であり、5.5兆円もの増加である。

    ここまで負債が増加したのは
    ① スプリントの買収資金の負債、1兆8千億円。
    ② スプリント自身の負債、3兆3千億円。(元々の負債+クリアワイアの買収、負債+設備投資)
    ③ Tモバイル買収の準備金、2兆円弱。(運転資金も含む)

    などが主な要因である。
    この内、②の負債はスプリントの負債なので保有株の株価に内包されるので、ソフトバンクの負債からは除外される。
    また、③はその分現金があるので、これも除外できる。運転資金はアリババ上場時の一時金でなんとかなるでしょう。

    すると、残りは3.9兆円の負債である。(KDDIも2兆円程度の負債があり、過剰負債は1.9兆円と計算も出来る。)

    現在、海外保有株(アリババとスプリント)は約10兆円であるが、営業利益、純利益には何のプラスはしていない。

    従って、海外保有株から残りの負債3.9兆円(2兆円)を引いた6.1兆円(8.1兆円)は評価されてないと言える。
    1株当たり、約5000円(6700円)の上昇余地がある計算となる。

    現在の予想PERは10.84倍であるが、アリババ上場の一時金を含む数字であり、甘い数字である。アリババ上場前は17~18倍だったので株価8000円は基礎となる数字であろう。

    この8000円に5000円(6700円)を加えれば、1300円~14700円となる。


    いよいよ新ステージに向かいスタート開始なのだ!

  • アリババ上場でソフトバンクの全体像がかなり明らかになった。
    しかし、それが株価へは反映していない。

    今、ソフトバンクの保有株は11兆円を超えている。
    保有株を構成している事業(アリババ、スプリント、ヤフー、ガンホー他)を除くと、その主業務は国内通信事業である。
    その評価額は大雑把であるが、KDDI程度と考えられるので、約6兆円である。
    合計17兆円、発行株式数は約12億株であるから、適正な株価は 1万4千円強となる。

    現在の8千円以下の株価はあまりにも安く、時間と共に是正されるのは当然であろう。

  • こんな記事がありました。

    アリババ上場で一気に居所を変えると思っていましたが、時間をかけて織り込みそうですね。

    あまりに大きな材料なので消化出来ないのでしょう!


    ソフバンク株は魅力的、通信事業の価値ゼロ同然-ジェフリーズ
    http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NCFLQH6K50YC01.html

      9月25日(ブルームバーグ):2営業日連続で下落していたソフトバンク株は「極めて魅力的な」買いの機会を提供しているとジェフリーズのアナリスト、アツール・ゴーヤル氏が24日付リポートで指摘した。25日のソフトバンク株価は上昇している。

    ゴーヤル氏はリポートで、ソフトバンク関連会社の中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングの上場後にソフトバンク株が2日間で9.4%下落したことについて、日本における同社の通信事業の価値をゼロとみるか、アリババ株の価値をほぼゼロと算定するようなものだと指摘。「ソフトバンク株はコアの長期保有銘柄とすべきだ」と記載している。

    ゴーヤル氏はソフトバンクを「買い」推奨しており、目標株価は1万1400円。この日のソフトバンク株は一時、前日比2.2%高の8092円まで買われた。

    目論見書によると、ソフトバンクはアリババの株式を売却せず、上場後の持ち株比率は32.4%となる。上場に伴い、約5000億円の持分変動利益を計上する予定だ。孫正義社長はブルームバーグテレビジョンの英語インタビューで、アリババ株を売却しなかった理由について「これは始まりにすぎないから」と答えた。

  • 今の株価で時価総額は9兆6千億円~7000億円である。

    一方、保有する株式11兆5千億円を超えている。

    とすると、ソフトバンクを買収し、保有株を売れば、1兆8千億円とソフトバンクが買える計算。

    これから、これは是正されて行くでしょう。



    保有株式株価情報
    http://www.softbank.jp/corp/irinfo/stock/performance/

    時価総額合計 11兆5,347億円
    含み損益合計 9兆5,550億円

  • アリババの上場に伴い5000億円の収入が発生した。
    この使途について新たな買収資金の一部になるだろうなどと憶測されている。

    私はヤフージャパン株の買い戻しの可能性が一番高いと思っている。
    すでに何年も前からアリババ株上場をめぐり、アリババ、米ヤフー、ソフトバンクで駆け引きがあり、ヤフージャパン株の買い戻しの話が協議され、合意とも報道されていた。

    買い戻すとしたら、今でしょう!


    ソフトバンクの孝行息子・・・・
    http://biz-journal.jp/2013/06/post_2389_2.html
    米ヤフーが保有するヤフー株式の譲渡問題
     ソフトバンクとヤフーの最大の懸案は、米ヤフーが保有するヤフー株式の譲渡問題である。米ヤフーはグーグルなどに押されて苦戦が続いており、優良資産の売却を進め、経営再建中だ。
     ヤフー株式の34.74%を保有する米ヤフーは、持ち株をソフトバンクに譲渡する方向で協議を進めてきた。だが、米ヤフーのCEOの交代などにより交渉は中断した。そうこうするうちに、ソフトバンクが米スプリント・ネクステルの買収に乗り出したため、ヤフー株式の譲渡問題は棚上げになった。

  • 待ちに待った「アリババの上場」がやっと実現した。

    下記の記事の通りの持ち株比率で計算すると
    2310億ドル×109円/ドル×32%≒8兆円

    ソフトバンクの発行株数は約12億株なので
    1株当たりの価値はおよそ6600円となる。

    アリババの価値をどこまで織り込んでいるのかは様々な捉え方があるだろうが、アリババ上場がいつか不透明であった頃の年初来安値6655円(2/4)が織り込んでない株価と考える。

    この株価に6655円を加えると13,255円となる。

    こう考えると今の水準はやっと織り込み始めたと言える段階であろう。
    さて、来週から相場はどう動くか楽しみである。


    中国アリババ、初日は38%高の93.89ドルで終了
    http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0HE1V520140919
    時価総額は2310億ドル相当に膨らんだ。・・・・・ソフトバンクはアリババ株を放出せず、持ち株比率は32%のまま変わらず。(32%?)

  • イー・アクセスをヤフーに売るとした最大の理由が周波数獲得のためだったことがはっきりしたと言える。
    売却することで割り当てを受ける権利を確保しようとしたが、割り当てはグループ単位に変更する方向なので、売却は取りやめたのだろう。


    総務省、携帯電話の電波を同じ企業グループで共同利用できるよう検討
    http://octoba.net/archives/20140516-android-news-denpa.html

  • 昨年、野村総研が周波数の価値の算定を行っている。
    これによれば、「・・・800MH帯、1.7GHz帯、2.0GHz帯のFDD方式用2×10MHzの帯域における15年ライセンスにはそれぞれ2300億円、1000億円、750億円程度の価値がつく・・・」としている。

    今回、ヤフーがイー・アクセスの買収で得た周波数は700MH帯を2×10MHz 幅、1.7GHz帯を2×15MHz、1.9GHz帯(ウィルコム)を35MHz幅である。
    それぞれの価値は2000億円、1500億円、1300億円位であろう。合計は4800億円となり、これだけでも買収で支払った金額4500億円を上回るのである。

    とすると4500億円での譲渡は安すぎると思うが、通信網は使用でき、今後の電波割り当てを受け易くなり、買収資金も確保出来るので良しであろう。

    それにしても、買ったヤフーはラッキーである。

    我が国における周波数の価値の算定
    https://www.nri.com/jp/opinion/r_report/pdf/201306_shuhasu.pdf

  • 昨年、野村総研が周波数の価値の算定を行っている。
    これによれば、「・・・800MH帯、1.7GHz帯、2.0GHz帯のFDD方式用2×10MHzの帯域における15年ライセンスにはそれぞれ2300億円、1000億円、750億円程度の価値がつく・・・」としている。

    今回、ヤフーがイー・アクセスの買収で得た周波数は700MH帯を2×10MHz 幅、1.7GHz帯を2×15MHz、1.9GHz帯(ウィルコム)を35MHz幅である。
    それぞれの価値は2000億円、1500億円、1300億円位であろう。合計は4800億円となり、これだけでも買収で支払った金額4500億円を上回るのである。

    これに1000万人のユーザー、通信網が加わるのである。
    さらに、イー・アクセスの通信網(都心)はソフトバンクユーザ―が使用する。イー・アクセスユーザーもソフトバンク通信網(地方)を使用するがソフトバンクユ―ザ―の利用頻度が遥かに多く、通信網使用料も支払われるであろう。

    この様に考えると極めて安い買い物である。


    我が国における周波数の価値の算定
    https://www.nri.com/jp/opinion/r_report/pdf/201306_shuhasu.pdf

  • イー・アクセス買収でヤフーの株価が大幅下落したのには驚いた。
    そして私は喜んで買った。(^0^)
    ソフトバンクがボーダフォンを買収した時と比較すれば如何に安い買い物であるかが理解できるであろう。
    ユーザー数は2/3程度であるが、周波数帯は3倍近くと多く、しかも国際周波数である。
    一方、ボーダフォンの周波数は日本独自の周波数帯であり、しかも穴だらけの通信網であったためゼロから再構築したのである。
    ヤフーは遥かに優れた通信会社を1/4以下で手に入れたのである。
    ちなみに現在の1000万人ユーザーが3500円/月、解約率1%(新規ユーザーは今後平均100か月支払う)で今後支払う額を計算すると約1.7兆円である。
    ボーダフォンの当時解約率は2%なので6000円/月、解約率2%(新規ユーザーは今後平均50か月支払う)で今後支払う額を計算すると約2.2兆円である。

    また、ヤフーの設備投資の主体は都市部であり、ソフトバンクモバイルの要望によることが多いであろうことから、設備投資はすぐに還元できると言える。
    これらから分析するとボーダフォンと同程度かそれ以上の価値があると考える。

    従って、ヤフーは極めて安い買い物をしたと言える。

    なお、ソフトバンク本体から外した理由は周波数割り当てを有利にするためであろう。(現在の体制では割り当てが来ない可能性大である。)

          イー・アクセス(含、ウィルコム)   ボーダフォン
    価格    約4500億円(含、負債)     約2億(含、負債)
    ユーザー  1000万人            1500万人
    周波数    700MHz 帯(10 MHz幅×2) 1500 MHz帯(10 MHz幅×2)
          1700MHz帯(10 MHz幅×2)
    1900MHz帯(14 MHz幅)
    基地局   都市部が中心だがSBモバイル    繋がりにくく再構築
    の通信網で補完できる

  • 今朝のモーニングサテライトで報道
    ワシントンでの孫さんのプレゼンを一流紙が評価した意味は大きいだろう。
    孫さんが必ず事を成し遂げるのはここのホルダーなら誰でも知っていることである。


    スプリントの超高速ブロードバンド構想、米メディア業界一変も
    http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303495304579458743379760008.html?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesThird

  • 今年のソフトバンクの最大の上げ要因がアリババの上場であるが、パートナー制と香港上場にこだわり、延び延びになってきた。
    その香港上場は無くなったので、今後の上場日程が早まりそうである。

    憶測記事が出ての急騰はいつ起きても不思議ではないだろう。


    アリババのIPO計画:会社幹部が「香港に上場せず」と明言、証取との交渉決裂
    http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201402270107
    中国の電子商取引大手アリババ・グループの陸兆禧最高経営責任者(CEO)は25日、上場先の候補から香港を外す方針を明らかにした。現在の香港市場は、新興企業に対する統治構造の刷新において、検討の余地があると述べた。

    広州の地元紙「羊城晩報」(26日付)が報じたもので、アリババは米国市場に上場する見込みと報じられている。経営陣に実質的な議決権を与えるアリババ独自の「パートナー制度」を巡り、香港証券取引所との交渉が決裂したとみられている。

    パートナー制度とは、取締役の大半を指名する権利を「パートナー」に付与するというもの。このパートナーには馬会長などの会社幹部が多く含まれる。パートナーは株式の保有比率が低くても、実質的な議決権を握ることができる。

    香港財経事務・庫務局(FETB)の陳家強局長はこれより先、特殊株式の発行による株式の「二重構造」を認めない方針を表明。香港は投資家保護のために、全ての株主に平等な権利を付与する「同股同権」の原則を堅持すると述べている。

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