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NYダウ【^DJI】の掲示板 2021/11/11〜2021/11/12

10日のニューヨーク株式相場は、10月の米消費者物価が約31年ぶりの高い伸びとなったことを受け、インフレへの警戒感が重しとなり、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比240.04ドル安の3万6079.94ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は263.83ポイント安の1万5622.71で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7294万株増の9億5089万株。
米労働省が朝方発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.2%上昇し、市場予想(5.8%)を上回った。伸びは前月(5.4%)から大幅に加速し、1990年11月以来約31年ぶりの高水準となった。エネルギーや新車、中古乗用車・トラックが急上昇した。
前日発表された10月の米卸売物価指数(PPI)に続き、インフレ圧力が示された形で、物価上昇に対する懸念が台頭。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを前倒しするとの観測が再び強まり、株式を売る動きが広がった。
また、米長期金利の急上昇を背景に、ハイテク株を中心に売りが先行。主要株価指数が史上最高値水準で推移していることも、利益確定の売りを促した。
一方、米労働省がこの日発表した最新週の新規失業保険申請件数は26万7000件と、6週連続で前週を下回ったが、市場予想(26万5000件)をやや上回った。
個別銘柄(暫定値)では、メルクが1.6%高、ビザが1.2%高、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が1.0%高、アメリカン・エキスプレス(アメックス)が0.9%高、アムジェンが0.7%高、前日大幅安となったテスラが4.3%高。
一方、アップルは1.9%安、マイクロソフトは1.5%安、メタ(旧フェイスブック)は2.3%安だった