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NYダウ【^DJI】の掲示板 2019/09/18〜2019/09/19

日経平均は「過熱圏入り」から意外高する可能性も
2019/9/17  SBI証券

日経平均株価の今後はどうなるのでしょうか?

テクニカル的には同株価のRSI(相対力指数)は9/13(現在)95%弱の水準まで上昇し、「過熱圏入り」とされる70%を大きく上回っています。

さらに騰落レシオは150%に達し、やはり「過熱圏入り」とされる120%を大きく上回っています。

このように複数のテクニカル指標が「過熱圏入り」を示したため「いつ下げても不思議ではない」と考える投資家が増える可能性が大きくなりそうです。

ただ、これらのうちRSIの「過熱圏入り」はその後の株価下落に必ずしもつながる訳ではないことを、過去の株価データは示しています。

特に、RSIが70%を超えて90%に達した場合、むしろその後の株価は上昇するケースが多いようです。

アベノミクス相場(2012年11月以降)において、日経平均株価のRSIが90%に達したケースは、過去に7回ありますが、90%示現後1ヵ月後の株価は上昇6回、下落1回で平均上昇率は4.8%でした。

唯一下落した2015年6月(RSIが90%に達した時点)の場合も、下落率は0.05%に過ぎませんでした。

「RSIの70%以上は過熱圏入りを背景に売り」と考えたい所ですが、実際は、こうした「常識」とは異なる結果になっています。

なぜなのでしょうか?

おそらく、RSIを90%超まで持ち上げる「力」が影響していると考えられます。
すなわち、RSIが90%に達するような時は、それ以前の相場が保ち合いであることが多く、それを上放れることによって、RSIの数字が大きくなっている可能性がありそうです。

今回も、日経平均株価は、いわゆる「保ち合い放れ」の形になっています。

RSIが90%に達した9/13(金)の日経平均株価終値21,988円に上記の平均上昇率4.8%を乗じると23,043円と計算されます。

ここから上昇が加速しても不思議ではないことをデータは示唆していると考えられます。

「逆もまた真」となっているようです。RSIが30%未満まで低下しても、日経平均株価のその後1ヵ月は、さらに下落しているケースが多いようです。