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NYダウ【^DJI】の掲示板 2015/09/03〜2015/09/05

対立する日米と欧州・中国
2015/09/05 トトメス
中国は近年、人民元を米ドルに替わる基軸通貨にし、アメリカに代わる超大国になる事を目指していました。その象徴がIMF(国際通貨基金)のSDR(特別引き出し権)通貨に選ばれる事で、日本円や英ポンドと同格になる。2015年にはアジアインフラ投資銀行を発足させ、英独仏など57カ国が参加し、人民元を「支持した」とされている。
人民元月11日の切り下げによって中国は、SDRの必須条件である通貨の自由化を放棄したと見做され、批判が強まった。
IMFは8月19日、人民元の公式準備通貨採用は、少なくとも今後1年間は無いと発表しました。
AIIBに加わったドイツ等は人民元の採用を強く推しているが、米国は強く反対しています。
人民元がIMFのSDR(公式準備通貨)に採用されれば、中国の影響力が強まり、軍事的政治的拡大に拍車を掛ける。
英仏独の欧州はアジアがすべて中国の植民地になっても、自分の財布が潤えばそれで良く、アメリカは太平洋を挟んで対立している。
もしASEANのうち一カ国でも中国の支配下になれば、中国軍は自由に太平洋に出入りでき、日本列島は中国海軍に包囲される。
また日本の貿易ルートの過半数はASEAN周辺を経由しているので、食料や原油の輸入も中国の許可が必要になります。
アメリカから見るともしASEANと日本が「中国化」したら、アメリカ西海岸で中国軍と対峙する事になる。
ハワイやグアムは点に過ぎないので、カリフォルニアの沿岸で中国潜水艦や空母が行動する事になります。
こうして日米と欧州は、中国への態度を巡って対立する事になった。

アメリカと日本の経済が強くなりますように。