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 先週末のNY市場では、米債券市場が短縮取引となるなかでの6月米雇用統計が公表されたわけですが、結果はNFPが85.0万人と予想の70.0万人を上回る強い数字。一方で、失業率や平均時給は予想より弱い結果となりましたね。市場の反応はドル買いの後のドル売り。いつも見てきている「面白味のない動き」に終わっています。

 一言で言えば、「ああ、そんなもんなの?」に尽きるといったところ。市場では「一部で100万人以上との期待感もあった」ように、バイアスとしてかなり上方向をみている向きが多かったわけで、そういった状況にあって「85.0万」という数字に対するサプライズは全くなかった一方、その他の数字は弱いといった結果。

 ドル買いの反応も一瞬で終わると、米長期金利の低下とともに、為替市場が「3連休前のポジション調整」へと進んでいったのも、ある意味、「なるべくしてなった」動きだったのかもしれません。

 週明けのアジア市場では、早朝のオセアニア市場こそ110.96円まで下押す場面もみられましたが、先週末の安値110.95円が目先の目処として意識されると次第に下値を切り上げる展開に。一時111.19円まで買い戻されているといったところです。

 いずれにしても、債券市場も含めて、過度の期待感を調整しつつ、しかしながら、ドル高への方向性は確かなものとしながらの動きは始まったばかり。今週は、NY市場参加者が復帰してからの勝負となりますが、7日のFOMC議事要旨が最初のポイントとなるのは明らかです。

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